ちいさな世界

 先日、とある河原にて。

 清涼な水の中に、よく見るとたくさんの魚が泳いでいます。

 中には、体長20センチほどもありそうな魚もいました。

 釣りをしないので、魚種には疎いのですが、ニジマスでしょうかね。

 ひなたぼっこをするかのように、水面近くをのんびり泳いでいます。

 しかし実は。
 この場所は池や川ではなく。

 写真ではわかりにくいのですが、周囲数メートルほどの水溜まり。
 おそらく夏の台風時期の大水で、川の端に水があふれ、その水が引いてちいさな水溜まりになり、魚たちはその時にそのまま取り残されたのでしょう。

 今でも川水は少しずつ流れ込んでいるので、よどむことなく、澄んだ水が張られているようです。
 流れ込んだ水は、底が砂利なのでそこから浸透して、隣の川の本流に戻っていると思います。

 ざっと見ただけでも、大小100匹以上はいた魚たちですが、また大水でもないと、残念ながらここは出ることはかなわないでしょう。

 ちいさなちいさな世界ですが、でも案外平和なのかも知れません。

爪痕

 所用で苫小牧へ出向いた折りのことです。

 日高自動車道に乗ったのですが、その電光表示に。

 一瞬、新たな地震の直後か?と馬鹿なことを思ってしまいましたが、言うまでもなく、先日の胆振東部地震の爪痕です。

 なるほど、路面にはあちこちに修復の跡が見られ、速度規制もかかっていました。

 もともと段差のある道路でしたが、地震以降その段差がかなり大きくなってしまったようです。

 川沿いでは、堤防の補修工事も行われているようです。

 十勝は停電以外の直接的な地震被害がなかったので、実感が薄かったのですが、今さらながらに大きな災害だったのだなと、しみじみと思いました。
 改めて被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 国道では、災害派遣の自衛隊車両も見かけました。

 本当にご苦労様です。

 あらためて、一日も早い復興を祈らずにおれません。

とっても青いから

 一昨日の日暮れ時。

 なんか月が明るいです。そりゃもう、見事な満月ってな感じで輝いていました。

 はて、そう言えば十五夜だったかなあ、と思ったら、この日(23日)ではなく、翌日(24日)でした。
 残念ながら、昨日24日はどんより曇天でお月様なぞ、ちらりとも姿を見せてはくれませんでしたが。

 でもって、23日は、ISSの「きぼう」が比較的観測しやすい日でした。

  月が明るすぎて見えないのでは、という予想に反して、間違えようがないほどはっきり確認できました。
と言うか、まさに真上を通過。
なのでアナログのTVアンテナが写り込んでいますが、まあ気は心で。

認めなさい

 今日のように晴れていれば、日中はまだ半袖でも暑いと感じる時もあったりして、往生際悪く、まだ夏の名残とか、夏の残り香とかほざいていましたが。

 しかしこれを見てしまうと、もう認めざるを得ません。

 赤く染まったナナママド。

 はい認めます。もう秋ですね。(涙

 …って、もう9月も後半なので、今さら何を、ですが。(笑

赤い犬?

 先日、国道を走っていますと。
 なにか、畑らしき開けた土地が、赤く染まっているのを目にしました。

 一瞬、珊瑚草?と、乏しい知識が脳内を巡り、思わず車を停めましたが、すぐに、あれは塩分がないと育たない、と聞いたことを思い出しました。

 なんだろうなあ、と、思いつつ、知人に話してみると、イヌタデではないだろうか、とのこと。

 そういえば、こんなに群生ではないのですが、これっぽいのが河川敷などに生えているのを見たことがあります。
 植物に関しては、とんと疎いのですが、こんなに広い面積が赤く染まっているのは、あまり見たことがありません。

 もしかして、珍しいことだったのでしょうか。
 ま、たぶん、普通の景色に気付いていないだけだと思いますが。なにせ植物に疎いんで。(笑

不思議な果実

 とある河川敷で写真を撮っていますと。
 なにか気になる木がありました。木だけに。(寒)

 枝に、なにか不思議な実がなっています。

 大きさといい、白いバレーボールが引っかかっているかのようにも見えたのですが、近づいてみますと。

 そうです。キイロスズメバチの巣でした!

 既に空いている巣かと思いきや、巣の周りを働き蜂が歩き回っていたので、即刻退散しました。

 スズメバチの巣って、これまで建物の軒下などに作られるイメージがあったので、ちょっと意外でしたが、こういうふうに、木の枝に作られることも珍しくないのだそうで。

 気付いて良かったです。くわばらくわばら。

謎の犬小屋

 国道上のとある場所に、それはあります。

 そこに彼、か、もしくは彼女、も、いるのです。

 しかしそこには、あるべきはずの人家はありません。

 国道上に、忽然と犬小屋だけが現れるのです。

 果たしていったいなぜ、なんのためにこの犬小屋はここにあるのか?
 そしてこのわんこは、ここで飼われているのか?
 夜はおうちに帰るのか、それともずっとここへいるのか?
 ごはんはちゃんともらっているのだろうか?

 

 

 まあ、推測するに、実はこの国道の向かい側は畑なので、恐らくは畑の鹿避け、熊避け、番犬として飼われているのではないかと思いますが、なにせ飼い主さんの姿を見たことがないのです。

 なのですべてが謎です。(笑

夏か秋か

 今日は北見へ出張でしたが、ひさびさの青空で、気持ちの良いドライブができました。

 仕事でなければ、ですが。(笑

 昨日は、特に朝はかなりの冷え込みで、寒いほど。稚内辺りでは、なんとマイナスだったと言うから驚きです。

 翻って今日は、雲も夏のそれのよう。

 なんだか今年の夏は、暑かったけど夏じゃないような気がするのは、私だけでしょうか。
 気温差の乱高下の激しさも、ここ近年なかったほどなのは、間違いないところです。

 そんな9月ももう半ばなので、ちょっとだけ夏の残り香がするような気がする、などというのは、今さら往生際悪いのでしょうかね。

 北見では、特産の玉葱の収穫が最盛期に入ったようです。

 これを見ると、やはり秋なのだな、と、思います。

モータースポーツ観光

 明日から、自動車競技のアジア選手権である、ラリー北海道が始まります。

 地震から一週間後であるだけに心配されましたが、無事開催されることになりました。

 しかし中には、物流の滞りにより、車両や機材が到着せず、参戦を断念したチームや、地震被害の影響を鑑みて、参戦を見送ったチームもあると聞きます。

 大きな被害が出た災害の後に、自動車競技などけしからん、という意見もあるでしょう。
 もちろん、被災されている方々のことも忘れてはいけませんし、浮かれすぎたり、節電のことを忘れてもいけないことはわかっています。

 しかし、ラリー北海道は今年で17年にもなる、十勝の伝統的かつ、日本国内では最大規模のラリー競技です。

 国内各地をはじめ、海外からも多くの観戦者が訪れることから、大きな観光源にもなっています。

 地域と一体になっている、こうした競技(もちろん自動車競技に限りません)やイベントは、あまり自粛してしまうと、ホテル業や飲食業など、観光収入を絶ってしまうことにもなりかねません。

 被災地のことは心に留めつつも、ここはぜひとも来場者には、北海道らしさをたっぷり味わって欲しい。地震や停電の影響で、ご不便をかけたり、節電にご協力いただく場面もあるでしょう。しかしそれ以外は思い切り楽しんでいただきたいものです。

 そしてぜひ「来年もまた来たい!」そう思ってもらえれば幸いです。