熱帯夜

 なんだかつい先週まで寒いとか言っていたのに、いきなり真夏になってしまいました。

 夜でも寝る直前まですべての窓全開。
 湿度も高いので、本州の真夏の夜を思い出します。

 それでもピウカ緑地が近いせいか、夜半には涼しげな風も流れますし、こんな暑さもつかの間、あっという間に涼しくなってしまいそうなので、いまのうちに夏らしさを味わっておくとしましょうか。

 みなさまも、くれぐれも熱中症にはお気を付けください。

只涼風の至るを許す

 生粋事務所には、風鈴があります。

 ご覧の通りの年季の入りっぷりも当然、もう20年ほども昔、姫路のオートバイ仲間が贈ってくれたものですが、気に入っているのでずっと大切に使っています。

 「明珍本舗」という鍛冶屋さんが造っている逸品で、職人さんの手造り。

 その形状から、火箸風鈴と名が付いていますが、もともとは甲冑鍛冶だった明珍家が、明治になって甲冑の需要がなくなり、火箸を造り始め、それが昭和の時代に火鉢の需要がなくなって風鈴へ転化したと聞いています。


 「只涼風の至るを許す」と短冊にあるように、とてもやさしく、ちりりん、と、優雅な音を奏でます。

 そんなわけで夏には必ず下げていたのが、どうしたことか、昨年から行方不明になってしまいました。

 昨年の暑い時期に、かなりがんばって家捜ししましたが、どこへしまいこんだものか一向に見つかりません。

 かなり重量感のある風鈴なので、間違って捨てたとは考えられず、いったいどこへいったのだろうと、半ば諦めていたのですが。

 先日、とある捜し物をしていて、ふだん使わないものを詰め込んで重ねてある、ダンボールを片付けていた時のこと。

 床に置かれたダンボールの蓋の上に、なにか見慣れた袋が目に付きました。

 あれ、これは?!と、開けてみると、まさにこの風鈴。

 あんなに探してもなかったのに、そのすぐ傍のダンボールの上に載っていたとは。(笑

 まったく自分のボケぶりに呆れつつも、無事再会を果たしたわけですが、悲しいかな、未だ十勝はじめじめの真っ最中。

 早くからりと晴れて、優雅な音色が似合う気候になって欲しいものです。

夏色の畑

 先日から、どんより天気ばかりの十勝。
 今日は午前中だけですが、やっと青空が顔を出しました。

 気付けば畑も緑が濃くなり、夏らしい風景になってきています。
 そりゃまあ、もう7月なので、まごうかたなき夏なんですが。(笑

 伸びてきているのは、トウモロコシ。飼料用のデントコーンでしょうかね。

 小麦も順調に穂を付けてきています。

 ジャガイモも花を付け始めました。 薄いピンク色っぽいので、男爵でしょうかね。


 これを見ると、北海道らしい夏の風景だなあと、つくづく思います。

5月の猛暑日

 昨日の暑さと言ったら、それはもう驚くばかりでしたね。

 あちこちで報道されているとおり、十勝では帯広市と足寄町、池田町の最高気温が38.7℃となって、5月の、という形容詞なしに最高記録を更新したそうです。

 事務所の外気温(上)も、外壁の照り返しがあったとは言え、この数字です。

 借りた本を返すため、友人を訪ねにオートバイで赴きましたが、身体に当たる風がぬるいどころではなく、まさに熱風。

 車で行けば涼しいだろうとお思いでしょうが、実は今、車のエアコンが故障してまったく効かないので、むしろ車では行きたくなかった、と言うのが真相だったりします。(笑

名残の桜

 北海道の桜の季節も、終わりに近づいています。

 十勝でも、陸別あたりの山間地はまだ咲いていますが、芽室町も連休中に終わりました。

 しかし、山間部の山桜はまだ咲いていますね。
 今日は中札内へ行っていましたが、山肌がところどころ桜色に染まっています。

 個人的には、里の桜より、素朴な山桜の方が好きですね。

大風が運ぶ

 この連休は北海道にしては珍しく?十勝は比較的天候に恵まれ、5/1に雨が降った以外は晴れの日も多く、連休恒例の雪も降らずに済みました。(笑

 そんな連休中ですが、3日だったでしょうか、かなりの強風が一日吹き荒れました。
 春先に日高山脈からの吹き下ろしが強烈なのは、例年のことですが、今年は殊に酷いものでした。

 所用で出かけてみると、この状態。
 上空は晴れているのに、地表はまるで地吹雪のようです。

 つむじ風らしき現象も目撃しました。

 で、帰宅してみると。

 この日は気温が高かったので、風が入るよう、窓を開けて出かけたのがまずかった。
 なにかテーブルの上がじゃりじゃりするなあ、と思ったら、家の中じゅう土埃だらけです。こんなの初めて。

 午前中に掃除したばかりだったのに。(泣

 種を撒いたばかりの畑が、土が飛ばされた農家さんの嘆きに比べれば、とは思うものの、拭き掃除した雑巾が真っ茶色になったのには、閉口しました。

 まあ、これも春の洗礼でしょうか。

サイタサイタ

 令和の時代が始まりました。

 …と言うよりかは、個人的には「もう5月なのか」という印象の方が強いです。(笑

 今朝のテレビで、札幌からの中継では「桜が満開」と報じていましたが、午前中、所用で外を歩いてみると、近所の蕾がふくらんでいるなあ、と思ったら。

 この近くでは既に咲き始めていました。少し肌寒いとは言え、さすがに5月です。思えば昨年も連休中に咲き始めていたことを、思い出しました。

 どんより曇り空なので、全く映えませんが。
 個人的には、桜が咲くと、アレルギー花粉症が起動するので、いささか憂鬱なこともありますが、桜そのものは好きなので天気が良い日には、眺めに来たいものです。

春雨

 と言っても、食べ物の方ではないです。(笑

 今日は珍しく予報通りに朝から雨でした。

 や、今年はというか、今月なんですが外れまくって、降水確率10%でなおかつ雨マークなしだったのに、降られた(それも朝は快晴だったとか、ぱらつくどころかけっこうな降り、とか)のが二度ほどあるので。

 まあ午後にはあがる、の予報は外れて、夕方にはそこそこの土砂降りになった時間もありましたが。

 でもまあ、今年はあまりにも雪が少なかったので、この程度のおしめりはあった方が良いのかも知れません。

 積雪がないために、畑の土が凍ったまま融けていないという話も聞きますので、多少は役立ったのではと。

 4月に入ってから、妙に肌寒い日が続いていたので、やっと暖かくなった実感がしますね。

最後のひとあばれ

 将軍様が北へお帰りになる前に、名残惜しいらしく最後のひとあばれをしています。(←進行形

 しなくていいのに。

 気が済んだと思いますので、これで最後にしてくださいね。
 もういいですから。いやほんと。(切実

冬戻る

 昨日今日は、所用で札幌へ行っておりました。

 昨日の午前中も、道東道は十勝を越えて、占冠村辺りから天候がぐずりだし、穂別からはまるで真冬に戻ったかのような猛吹雪。
 千歳を過ぎて恵庭に入った辺りで、嘘のように吹雪が止みました。念のため、早めに出発したのが正解で、予定より早く札幌市内に入ることができました。

 それにしても、札幌市内もあちこちべしゃべしゃ雪が残り、道路もかなり濡れている、まさに春の風物詩状態。
 日が落ちると結構寒く、夕食を食べに歩いて行くつもりが、くじけて車で移動してしまいました。(笑

 で、今日は昼前に札幌を出てきたのですが。
 その時点で、ラジオの情報から事故で道東道が、追分から夕張まで通行止めになっているのは、知っていましたが。

 情報では、朝に事故があって通行止めとのこと。ならばもう事故処理も終わって、通行止め解除になっているのでは、という期待も虚しく、1620kHzのハイウェイラジオを聴いてみますと。
 「事故処理には相当の時間がかかります」
 だそうで、すごすごと追分で高速を降りる羽目になりました。

 まあでも悪いことばかりでもなく、ちょうど昼近くだったので、追分駅前へ出て、昼食を摂ることができました。高速に乗ったままですと食べるところがないので、十勝まで空きっ腹を抱える覚悟でした。

 で、夕張から再度高速に乗り直しますと。
 今度はなんと穂別から占冠までの区間が、別の事故で通行止めになってしまいました。(泣

 まあこればっかりは仕方のないところですので、すごすご降りて、国道をのんびり走りましたが。
 穂別の峠もそこここにシャーベット状の雪が残り、やっぱり帰りもそこそこの吹雪。

 この状態で無理をすれば、事故も起きようというものです。

 実のところ、できれば急いで帰りたい事情もあったのですが、ここで事故でもしたら元も子もありません。

 なので、腹をくくってのんびり走行に徹して帰ってきました。
 焦るとロクな事がないので、こういう時は努めてのんびりするようにしています。

 そして十勝に帰って来ると、空はこの状態。

 まあ、なんとか最終予定の5分前には帰着できたので、ぎり、結果オーライ、ですね。