ミノムシの備え

 あの震災から、早くも7年が過ぎました。

 年と共に、記憶が薄れてしまうのですが、何年経っても、忘れられない、忘れてはならない出来事ですね。

 この週末も、道東の一部で避難指示が出る状況となりました。

 震災以降、防災意識も高まって、いろいろと備えられている方も多いと思います。
 防災用品はいろいろありますが、個人的にお勧めなのがシュラフ。

 登山用品店で選んでいたのも今は昔。今では夏になれば、ホームセンターで安価に求めることも可能です。

 アウトドア系の趣味が長いので、気付くとシュラフがいくつも手元にありますが、いざ、と言う時にも使えるものなので、捨てたりせずに取っておいています。

 これはもう30年以上も昔に購入したスリーシーズン(春~秋用)のもの。

 (広げると写りきらないので、畳んでいます。)
 当時はオートバイでのキャンプツーリングに使う目的だったので、多少濡れても大丈夫なことと、安かったことから化繊のものにしました。

 さすがに今はキャンプには使っていませんが、屋内というか、風さえ防げれば、今でもこれに潜り込むと毛布より暖かく、冬でもエンジンを切った車内で、昼寝くらいなら余裕で可能です。

 現在のメインはこちら。

 左側のがそうで、右のが先の30年もの。
 これももう10年近く使っていますが、こちらはダウンなので、同じメーカーの製品ながら、収納時のコンパクトさがこれほど違います。

 こんなのも持っています。

 これも30年ほど昔のものですが、当時はマイナス30℃まで耐えられるという触れ込みの、厳冬用シュラフです。昔はこれで、陸別の「しばれフェスティバル」に参加したりしていました。

 あくまで趣味で購入したものなので、一般的にはここまでのものは必要ないと思いますが、こういうのも実用性は高いです。

 これは封筒型のシュラフ。

厚手の毛布を2枚重ねて、ファスナーで止めるようなイメージのものです。

 寝る感覚が布団のそれに近いので、かなり快適で、夏のキャンプはもっぱらこれです。

 安いものをひとつ備えて、車のトランクに放り込んでおけば、立派な防災グッズになります。昨今は、暴風雪で立ち往生、ということも十分に起こり得ますので、これがあれば、車のエンジンを切っていても、比較的過ごしやすいですね。

 私の場合は、趣味のアウトドア用品がそのまま防災用品になっていますが、何が起こるかわからなくなった昨今、一式揃えておいても損はないと思います。