太平洋の表情

 昨日からの続き、というかおまけ話なのですが。(笑

 苫小牧でフェリーを降りると、さすが北海道。晴天でそれほど冷え込みは厳しい感じではありませんでしたが、停めておいた車の窓が凍っていて、発進できません。

 ここまで天気が良いならと、海沿いをえりも廻りで十勝へ帰ることにしました。

 この日は日高山脈も綺麗に見えていたのも幸い。馬産地故に、牧場の風景も多く、心和みます。

 これだけ山がきれいだと、天馬街道を通ればさぞかし良く見えそうですが、先日の大雨で雪崩が発生し、通行止めが続いているそうで、開通時期も未定とか。

 なので、黄金道路をのんびり走ります。

 ひだか側の海は、深い紺色の海面に日光がきらきらと反射して、本当にきれいでした。

 ぽかぽかと春の陽気で暖かく、もちろんアスファルトが出ているのはもとより、残雪もほとんど見かけなかったのですが、トンネルを抜けて広尾側へ出たとたん。

 路面にこそないものの、路肩にはたっぷりと残雪が。
 十勝側は大雪があったのも確かですが、えりも岬の西と東で、こんなにも違うのかと驚きました。

 そして海の色も一変します。

 濃い紺色だった海は、こちら側では鮮やかなグリーンになっていました。
 水深や潮流の関係なのでしょうね。同じ太平洋なのに、こんなにも表情が違うことに驚きです。

 なんどもこのあたりの海を眺めていますが、初めて気付いたことでした。
 自然って不思議です。