タンゴを踊る

 やっと今日は少しだけ、寒さが緩んだ日になりました。
 マイナスひとケタが暖かく感じるって、なんか感覚が狂ってますね。

 さて。とある取引先を訪ねたところ。
 ここはいつも事務所ではなく、直接裏口を訪ねるのですが、暖かかったからか、開けっ放しの入り口ドアから靴脱ぎスペースへ足を踏み入れますと、なんか黒い塊が飛び出してきました。

 思わず「おおっ?!」と声に出てしまいましたが、振り返るとそこには宅急便ではない、黒猫が。

 そういえば、以前ここの敷地を徘徊している黒猫がいて、いちど会ったことがあります。
 その時も呼んだら来て、すりすりされた話を職員さんにすると、驚かれました。
 なんでも、姿を見た方はなんにんかいらっしゃったようですが、さわったことのある方は、わたしの他にひとりだけだそうで。

 自慢ではありませんが、わたしは犬猫に「だけ」懐かれます。(笑

 その時の子に違いないと、呼んでみると、近寄ってきて指先をクンクンしたかと思うと、今回も顔をすりすり。

 入って馴染みの職員さんに「にゃんこいますね」と声を掛けると、3,4人の職員さんがいっせいに「ええっ!」と声を上げ、入り口へ殺到。みなさん猫好きなんですね。(笑

 すると今日は機嫌が良かったのか、おさわり放題の大サービスデイ。

 職員のみなさん、大喜びです。
 しまいには、ごろごろ転がってお腹まで見せる甘えっぷり。

 飼われているわけではなく、野良だそうですが、どこで寝泊まりして、どうやってごはんを食べているのでしょうね。

 近くの倉庫にネズミがいるので、それを取っているのでは、という声もありましたが、それにしては比較的毛艶も良く、やせてもいません。

 きっとご近所を徘徊して、この甘えっぷりで、ごはんをもらっているに違いありません。(笑