網走湖

今日は美幌町、大空町へ出張していました。

昼の休憩時に、網走湖畔へ行ってみたのですが、思えばこれまで網走湖は、なんども行っていますが、網走側からしか見たことがなかったので、女満別側からの眺めは、なかなかに新鮮なかんじでした。
凪いでいたので、湖面に映った雲がきれいです。これでもっと青空だったら…とは言いますまい。

湖畔にキャンプ場があることも、初めて知りました。

もっとも、今シーズンはもう営業していませんが。
林間サイトで、ロケーションはなかなかに良さそう。
料金もお手頃なので、来シーズン行ってみるのも良いかもしれません。

対岸には、白鳥達が渡ってきていて、賑やかに鳴き声を上げています。

この声を聴くと、いよいよ冬だなあと思いますね。

帰りに見た、阿寒岳も、雪化粧していました。

リアルサザエさん

来たるべき冬の季節に備えて、先週末、車両のメンテナンスを行いました。
ジャッキアップして、下回りの防錆塗装を行いましたが、昨今、こんなに撒かなくてもいいのでは、と、思うほどに融雪剤の量が増えているような気がするのは、私だけでしょうか。

以前乗っていた車は、車体の錆で床に穴が開いてしまい、やむなく乗り換えになった経緯があるので、今の車は少し気を遣うようにしてはいます。

素人がいいかげんに塗ったので、かなりムラもありますが、まあ、やらないよりはマシです。

使った塗料は水性なので、乾燥に時間がかかり、乾く前に雨の中を走ったりしない方が良いとされています。

そのため、翌日は雨天で乗ることができず、近所のスーパーまで、歩いて買い物に出かけた…のは良いのですが、入店した瞬間、財布を忘れてきたことに気づきました。サザエさんかおまえは。

携帯は持っていたのですが、店員に尋ねると、残念ながら対応していない電子マネーだったので、再度往復する羽目に。

まあ、ウォーキングだと思えばいいか、と、負け惜しみを言っておりますが、サザエさんの「お魚くわえたドラ猫~追いかけて~♪」という歌詞、現代の子供だと「ドラ猫」(たぶん、そもそも野良猫が)という単語の意味がわからないのでは、などと思ってしまいました。

その昔「財布忘れてそのままドライブ~♪」という歌もありましたが、財布も持たずにドライブなんて、怖くてできないなあ、などというツッコミは、それこそ電子マネーが普及して、スマホか携帯さえあれば事足りる現代では、できませんね。

昭和の残り香

今日は現場仕事で、広尾へ行って来ました。


昼休みを、旧広尾駅である、鉄道記念館の駐車場で過ごしたのですが、廃線になった駅の跡は、大概痕跡を消されてしまうことが多いのに対し、ここは記念館というだけあって、ずいぶんと鉄路のにおいのようなものが残っています。


記念館裏手の駐車場は、元は線路があった場所と思われます。ホームの雰囲気がそのままです。


駅舎内は、資料館になっていました。


現在はバスターミナルとなっているようで、もとの切符売り場と思われる場所が、そのまま利用されているようです。


駐車場への出入り口は、改札がそのまま残されていました。
時刻表と大時計は、昭和を感じさせる、懐かしいものです。


煙突式ストーブもいい雰囲気を出しています。


トイレ横の改札らしき場所の上には、当時の時刻表が、そのまま残されていました。

私は、いわゆる鉄分濃度が高いひとではないので、残されている設備については、よくわからないものも多いのですが、この空間はまさしく昭和のそれです。
多分に、あえて鉄道が通っていた時代の痕跡を、残してあるのだと思いますが、そのまま昭和の資料になっているのがいいですね。

こういった古い施設や設備は、維持するのになかなか困難がつきまとうものですが、かつての鉄路が、地域に愛されていたことを伺わせますね。末永く、昭和の語り部として、残っていって欲しいものです。

峠を越えると

昨日の岩見沢出張時は、晴天でドライブ日和の1日でした。仕事でなければ。

途中、南富良野町の三の山峠では、大雪山の雪景色が見られました。もう秋と言うより、冬の雰囲気です。

しかし芦別岳は、まだそれほど積雪しておらず、秋の装いでした。

帰りは石勝樹海ロードを経由しましたが、いよいよ今週末の28日に日勝峠が開通するそうで、途中で聴いていたラジオでも、報じていました。

十勝と道央圏を繋ぐ、大動脈の復旧は、道内全体の経済活動に朗報ですね。
それにしても、よくぞこの短期間で復旧できたものだと思います。

個人的には、代替処置の恩恵も受けていたので、それがなくなるのはちょっぴり残念ですが、流通の復旧には代えられません。

農産物の流通は、まだふた月近く続くと思いますので、大動脈の復旧は、素直に喜ばしいことです。

秋の農機展示会

この度、株式会社ヰセキ北海道様の「ISEKI 秋の展示会」に於いて、株式会社マツクラ様ブースにて、生粋が取り扱っております、スピンフィルターを展示していただけることになり、今日は、岩見沢市のヰセキ北海道本社での展示会にお邪魔してきました。

本来は、イオンソフナーの異物除去装置として、オプション品となっている商品ですが、全樹脂製の高性能フィルターは、意外と珍しく、単品でのご注文、お問い合わせも多数いただいております。

特に、農業用のポンプ、スプレーヤー等への需要が高いことから、今回株式会社マツクラ様のブースにて、展示いただけることになりました。
展示しているのは、20Aの140メッシュで、標準と、ショートの2種類です。

スピンフィルターは、20Aの他にも、25A、40A、50Aの各サイズ、メッシュサイズも60~500まで取り揃えておりますので、お問い合わせください。

大盛況の会場では、さっそくスピンフィルターにご興味あるお客様が、立ち寄ってくださいました。

なお、この展示会は、明日も行われます。

11月は、妹背牛、厚真、倶知安、今金、美幌の各営業所での展示会にも株式会社マツクラ様が出展されます。

ご興味ある方は、ぜひ株式会社ヰセキ北海道様の展示会に、そして株式会社マツクラ様のブースにお立ち寄りください。

トンネルを抜けると

今日は所用で、札幌まで出向いておりました。

早朝6時出発。朝焼けに照らされた、日高山脈がきれいです。

が、高速に乗って十勝と上川の境にある、狩勝第一トンネルを抜けると…

まさに雪国。
昨日のニュースで、南富良野町の積雪を報道していたのですが、予想以上の積もり方です。まあ、占冠村は南富良野町の隣ですし、標高も高いので、当然と言えば当然なのですが。

タイヤをスタッドレスに換えておいて、正解でした。


トマムリゾートの手前まで来ると、ガスがかかっています。
これ、トマムで有名な雲海の一部でしょうね。
今日の「雲海テラス」はさぞきれいだったことと思います。

…と思ったら、今季の雲海テラス営業は、10月16日で終了していたんですね。

ちなみにこの雲海ですが、この近隣で発生しているものではなく、なんと太平洋上で発生し、日高山脈を越えてやって来ることを、北大の研究チームが突き止めたそうです。自然ってすごい。

時間に余裕を見てスタートしたので、石勝樹海ロードを走ろうと、占冠でインターを降りてみましたらば。

道道が通行止め。
たぶん積雪のせいですね。

仕方なく高速に乗り直して、札幌へ向かいました。

で、明日は岩見沢へ走ります。

路面状況が変わりやすい季節です。みなさんどうぞお気を付けて。

最後の温泉

 台風の影響で、今日は雪が積もるのでは、と予報されていた芽室ですが、1日雨と、時折霙が混じったものの、積もるほどではありませんでした。
 しかし、通りを走る車の中には、峠越えをしてきたのか、フロントグリルが白くなっているものも見られたので、場所によってはそれなりに降ったようです。
 週末に車のタイヤを換えておいて、正解だったかもしれません。

 さて、先日ひょんなことから、足寄温泉が閉店すると聞いて、この週末、名残を惜しみに行ってきました。

 ここへ来るのは、何年ぶりでしょうか。鄙びた昭和の雰囲気が好きで、なんどか訪れています。
 あとわずかで閉業なので、混んでいるかな、と思いきや、地元の常連さんらしき車しかありません。

 入口が男女別に分かれている、銭湯スタイルの温泉、というか、造りは銭湯そのもの。
 露天やサウナがあるわけでもないのですが、趣はたっぷりです。

 券売機横に貼ってあった、閉店のお知らせ。

 設備の老朽化と、経営者がご高齢なことも、閉店の要因なようです。
 施設は確かに古く、お世辞にもきれいとは言えません。シャワーが出なかったり、カランがビニールテープで補修されていたり、ロッカーがないなどは、コアな温泉ファンにはむしろ受けるのかもしれませんが、一般向きではありません。
 お客さんも、昔馴染みの常連さんばかりなので、一般客を呼び込むために改装するには、かなりの投資が必要であろうことは、容易に想像できます。
 すぐ近所にある、道内大手農機具会社さんあたりが買い取って、営業再開してくれないものかと、勝手なことをつぶやいてみたり。

 番台のおばあちゃんと少しだけ話しましたが「いたましいけどねぇ」という言葉に実感がこもっていて、 たまにしか来ない、非常連の戯れ言に過ぎませんが、やはりこういう温泉が消えてしまうのは、寂しいですね。

ニオ

収穫した豆を積み上げて、自然乾燥させる「ニオ積み」。

北海道内では、富良野の一部地域にしか残っていない、と、聞いていたのですが、意外や十勝の音更町あたりでも、まだ目にします。

「ニオ」の語源はあまりはっきりしていないようで、漢字では「鳰」と書くことから、水鳥のカイツブリの巣に似ているため、この名がついた、という説もあるようです。

人手で行うために、手間がかかることから、近年ではめっきり減っているのですが、品質を高めるためにまだ行われているようです。

農業は、いかに効率良く、均一なものを作るかが勝負どころなので、懐古趣味でこれこそがいい、とは言いませんが、風物詩としても残っていて欲しい風景ですね。

…などと言うのは、見ているだけの外野だからだろう!と、農家さんには怒られてしまいそうですが。

これも北海道らしい、秋の風景だと思います。

雑草だけど

生粋事務所には、ごく小さな庭があります。

本来はちゃんとした芝で、きちんと手入れすれば、それなりに見栄えも良いとは思うのですが「ありのままがいい」という言い訳のもとに、ほとんど手を入れていません。

夏場はさすがに放っておくのが度を過ぎると、かなりの雑草繁殖地になってしまい、ご近所さんに迷惑をかけてしまうので、芝だけは刈っています。

秋になって、雑草も少し落ち着きましたが、そんな中、オレンジ色で自己主張する花が。

植物にはとんと疎いので、なんという植物なのか、まったくわかりませんが、よく見ると花弁が赤く、中心部が黄色いので、オレンジ色に見えることがわかります。

この数日の冷え込みで、花はもうすっかり閉じてしまいましたが、まだ元気なことから、なかなかに、いいアクセントになっているので、抜いたりせずにそのままにしています。

元の芝が、芝刈り機ではなく、刈り払い機で刈っているので、相当にボサボサなのは、見ないふりをしていただけると助かります。

十勝牧場

昨日のブログで向かったのは、実はここが目的でした。

家畜改良センター十勝牧場です。
ここに、展望台があることを先日始めて知ったので、どんなところか行ってみたのです。
音更町駒場に位置するとあって、そんなに標高が高いわけではなし、と、さしたる期待もせずに行ってみたのですが、どうしてなかなか広がりのある風景が広がっていました。

残念ながら、紅葉はもう終わりかけていました(その代わりに駒場小学校のがきれいでした)が、山がきれいだったので満足です。

展望台入り口には、古い農機具も飾られています。

この十勝牧場は、明治43年に軍馬生産を目的として開設された、歴史ある牧場だそうです。

今でも馬の飼育が行われており「駒場」の地名の由来がうかがえます。

施設内の一部は、一般公開もされていますが、防疫のために、見学通路が決まっています。
通路の脇には、古い倉庫も残っていました。

昭和な電灯笠も。

こちらの建物は、案内看板もありました。
昭和初期か、大正期のものではないかと思われます。

この建物、診療所のようです。薄れかけた看板がいいかんじでした。

驚くことに、一部がサッシ化されたり、エアコンが付けられているなど、今なお現役で使われているようです。

この白樺並木はけっこう有名らしいです。

冬期間には、馬の雪中運動も公開されているとのこと。
冬の景色も見に行ってみたいものです。