ザ・昭和

 先週、道北へ出張に行っておりました。

 十勝からですと、約350km、6時間ほどの移動になるため、着いた時は既に日暮れ時。
 まあこの日は移動だけだったので、宿近くで夕食場所を探しますと、喫茶店を発見しました。

 なにかは食べられるだろうと入ってみると。

 まさに昭和。まったく昭和。な、ザ・昭和なお店のつくり。
 つくりもさることながら、かかっているBGMもまさに昭和、それも1960年代のそれなので、タイムスリップしたかのよう。(笑

 ひとりで切り盛りしている、ママさんという感じ(いちおう喫茶店で、飲み屋でないのですが)の店主に「食事かい?」と聞かれたので、そうですと答えると「うちはカツカレーがおすすめだよ」と言われたので、素直にそれを注文しました。

 実は昼食もカレーだったのですが、まあ、自分的にカレーは続いても大丈夫なメニューなので、昼のカレーはなかったことにします。

 で、出てきたのがこれ。

 なんか昔のユースホステルとか、とほ宿のチャリダー向け夕食を思い出すボリューム。

 食べていると、ママさんがいろいろ話してくれるのですが、その大半は昭和30年代の話。すいません、さすがにその時代は北海道にいなかったです。というか、生まれてませんし。

 でもカレーは昔ながらの優しい家庭の味で、カツも柔らかくて美味。さらにコーヒーまでサービスしてくれて900円。今風に言うとコスパ抜群ですが、もう何十年も価格据え置きだそうで。

 食べている間にママさんはどこかへ行ってしまい、会計をするのにしばらく待つことになったあたりまでも、牧歌的な昭和のお店でした。

 なかなか道北へは行く機会がありませんが、また寄ってみたいところではあります。
 ただ、ボリュームありすぎておなかが苦しくなるのが、たまにきず。(笑