手作りの物置らしき、高さ1mちょっとの小屋なのですが、注目はドア。
…どうみてもこれ、古い車のドアの流用ですよね。
南京錠の付け方が実に渋くて、いい味を出しています。
これ開けて入ったら、昭和の時代にタイムスリップするかも知れません。
しかし旧車好きとしては、何という車のドアなのか気になります。
色と形状からして、昭和40年代のもので、商用車、恐らくは小型トラックであろうと思われます。
当時たくさん走っていた、トヨタのトヨエースあたりでしょうか。
…なんてことを、車関係のSNSに書き込みましたら、さっそく友人が反応してくれまして。
曰く「タイヤ部分の逃げがなく、ハンドルの位置と形状から、トヨエースではないと思う。」
形状といい、色といい、みごとにドンピシャですね。
昭和43年から昭和48年まで、日産で作られていた、キャブスターというトラックです。
当時の小型乗用車、チェリーのエンジンなどを流用して開発された小型トラックの初代モデルで、あの時代よく見かけたものでした。
自分も大概マニアな方で、古い車もそれなりに知っているつもりでしたが、ここまで言い当てられるとは、マニア恐るべし。
その友人とは、ラリーなどの競技と航空機繋がりだったので、彼が旧車にも詳しいのは驚きでもありました。
…しかしなんでわざわざトラックのドアを使ったのかは、依然謎のままです。
なので、謎シリーズってことで。(いやシリーズじゃないし)