音楽の日

 なんでも本日、3月19日はミュージックの日だそうで。
 3.19にかけた語呂合わせで、日本音楽家ユニオンが制定したそうです。

 わりと音楽は好きな方で、と言っても、楽器演奏も歌も全くダメなので、聴く方専門ですが。
 特に車での移動の際は、ラジオを聴くことも多いのですが、気に入った番組がなかったり、聴きたい曲があると音楽をかけていますので、だいたい車内では何かしらの音楽が流れていることが多いですね。

 思えばその昔は「カセットテープ」の時代でありまして、長距離ドライブに行く時には、20巻とかが入る、カセットケースを積んでいったものです。
 それが90年代後半になり、CDがかなり普及して低価格になって来た頃、最初は「振動する車内でCDなんて」と思っていたのが、初めて聴いた車載用CDの音質に驚いたものです。
 そしてカセットケースがCDケースになったのもつかの間、MDが一瞬だけ登場して(笑、すぐにMP3が普及しました。
 これもCD-R1枚に、CDアルバム13~14枚が入ると言われて、最初はそんなの曲を探すのが大変じゃないかと思っていましたが、実際使ってみると、もうやめられません。

 かつてはパソコンにCDを取り込んで、ソフトでMP3に変換して、それをCD-Rに焼いて…なんてことをやっていたものです。

 その当時、音響機器メーカーに勤める友人と、次世代の車載用音源はなんだろうかと話し合ったことを憶えています。
 CD-Rの次はDVDか、はたまたハードディスクか、と言っていたのに、意外やシリコンプレーヤーが劇的に普及して、あっという間にiPodが市場を席巻しました。

 自分は今でもこれを使っていますが、これも既に過去の音源になってしまい、今ではスマホとナビをBluetoothで繋いで音楽を聴くのが当たり前になっていますね。

 つくづくこういう機器の進化はすごいなあと思う反面、音楽はスマホで聴くのが当たり前で、かつてのように、オーディオ機器に凝ってわくわくしながら聴いた時代が懐かしかったりもします。

 ビートルズが世界的にヒットした要因は、あの時代、音響機器の性能も飛躍的に上がったので、世界がいい音、いい音楽を求めたからだそうです。
 なのでスマホの音で満足してしまっている現代、今後音楽そのものの発展は望めないのでは、と言う寂しい意見もあるようです。

 まあ、そういう自分も、自宅で音楽を聴く際は、パソコンに取り込んだ音源をiPodに入れて聴いていることが多いのですが。

 でも、いつの時代も音楽は傍にあって、古い曲を聴くと、当時の風景が瞬時に蘇ります。
 そういう感動はなくならないのではないかなあ、と、思ってみたりもします。