非分解を分解してみた

暖房をフルに使う時期になり、事務所が若干冷えることから、安くてちいさなサーキュレーターを購入しました。

しかしその翌日。ふだんは床上に置いていますが、掃除をするのに邪魔だったので、台の上に上げたまま掃除機を掛けていたら、コードを引っかけて落としてしまいました。

高さはさほどでもなく、下もカーペットだったのですが、当たり所が悪かったらしく「バギンッ」とけっこうイヤな音が響いたのです。

見てみると…ON/OFFスイッチを兼ねた、風量調整ダイヤルが見事に割れています。下の白っぽいのはその軸らしい。

安かったとは言え、なにせ前日に買ったばかりなので、使えないのはあまりにも悲しすぎます。なので、素人のインチキ修理で分解することにしました。

さっそくバラしてスイッチを見てみると…ここの軸が折れたらしいです。よりによってここか…。

しかもスイッチをさわっていたら、ハンダが剥がれたのか、配線も取れてしまいました。

ならばと、本当は非分解だったのですが、スイッチボックスをこじ開けてみると、配線は半田付けではなく、ボックスと金具との間に挟み込まれているだけでした。

修理中にまた外れたら嫌なので、ここは半田付けでアップグレード。

念のために言っておきますが、造りを馬鹿にしているのではありません。なにせ実売で3,000円程度の商品です。
ネット等では、すぐにこういうのを批判する書き込みを見ますが、企画と設計は日本で行い、製造は海外であろう、こういう製品をいかにコストを下げて、かつ作りやすくするか、の、設計者の意図が見えておもしろく、むしろ私は感心します。
普通に使っていて耐久性がないとか、見える部分の造りが粗い、というわけではありませんからね。

結局スイッチ軸は瞬間接着剤で、こじ開けたスイッチボックスは、グルーガンで修理。

割れたダイヤルも、グルーガンを盛って直しました。

修理完了です。無事に作動しました。

それにしても、スイッチ軸廻りが狭かったので、グルーガンが使えず、瞬間接着剤、それも100均ので付けたのですが、問題なく使えたのは驚き。侮れません、100均。

とは言え、また折れたらバラすのは嫌なので、電源のON/OFFはタップのスイッチで行っています。首振り機能とか、風量調整はほとんど使わないので、問題ありません。


で、若干ダイヤル位置がズレてる、というオチが付きましたが、そこはまあ、気のせいってことにしてください。

なお、言うまでもありませんが、分解することにより、メーカー保証は受けられなくなります。感電等の危険もありますので、あくまで自己責任と言うことで。念のため。