ダムのちから

 先日、十勝川上流部へ行った話を書きましたが、その後日談。

 今回、上流部の十勝ダムには、相当量の雨水が流れ込んだようで、国土交通省が公表している川の防災情報によると、7月3日の午前8時のダムへの流入量は、実に毎秒680トン以上を記録しています。


 同時に1時間後には、125トンの放流(放水)を行っており、下流の屈足ダムでは、合わせて250トンの放流を行っています。

 先日書いた、札内川の放流で、毎秒100トンの放流だったと聞きました。

 と言うことは、今回の放流量はその2倍以上。ですが、もしダムがなければ、札内川放流の7倍近い量の濁流が上流から襲ってくることになり、橋に引っかかった流木の量を見ても、下流域の新得町から、清水町、帯広市などは大洪水に見舞われたことは、想像に難くありません。

 ダムの力ってすごいなあと、改めて感じたことでした。