こんこんが過ぎます

 昨日今日は、夕張に出張しておりました。
 なかなかに厳しい環境の現場、相次ぐトラブルをなんとか克服し、やっと戻ってきましたらば。

 昨日こんなのをネタにしたからって、何もこんなに降らなくても。

 疲労困憊の身には、けっこう堪えました。

 なにも悪いことは(たぶん)していないのに、なんの罰ゲームなんでしょ。

最後の温泉

 台風の影響で、今日は雪が積もるのでは、と予報されていた芽室ですが、1日雨と、時折霙が混じったものの、積もるほどではありませんでした。
 しかし、通りを走る車の中には、峠越えをしてきたのか、フロントグリルが白くなっているものも見られたので、場所によってはそれなりに降ったようです。
 週末に車のタイヤを換えておいて、正解だったかもしれません。

 さて、先日ひょんなことから、足寄温泉が閉店すると聞いて、この週末、名残を惜しみに行ってきました。

 ここへ来るのは、何年ぶりでしょうか。鄙びた昭和の雰囲気が好きで、なんどか訪れています。
 あとわずかで閉業なので、混んでいるかな、と思いきや、地元の常連さんらしき車しかありません。

 入口が男女別に分かれている、銭湯スタイルの温泉、というか、造りは銭湯そのもの。
 露天やサウナがあるわけでもないのですが、趣はたっぷりです。

 券売機横に貼ってあった、閉店のお知らせ。

 設備の老朽化と、経営者がご高齢なことも、閉店の要因なようです。
 施設は確かに古く、お世辞にもきれいとは言えません。シャワーが出なかったり、カランがビニールテープで補修されていたり、ロッカーがないなどは、コアな温泉ファンにはむしろ受けるのかもしれませんが、一般向きではありません。
 お客さんも、昔馴染みの常連さんばかりなので、一般客を呼び込むために改装するには、かなりの投資が必要であろうことは、容易に想像できます。
 すぐ近所にある、道内大手農機具会社さんあたりが買い取って、営業再開してくれないものかと、勝手なことをつぶやいてみたり。

 番台のおばあちゃんと少しだけ話しましたが「いたましいけどねぇ」という言葉に実感がこもっていて、 たまにしか来ない、非常連の戯れ言に過ぎませんが、やはりこういう温泉が消えてしまうのは、寂しいですね。

十勝牧場

昨日のブログで向かったのは、実はここが目的でした。

家畜改良センター十勝牧場です。
ここに、展望台があることを先日始めて知ったので、どんなところか行ってみたのです。
音更町駒場に位置するとあって、そんなに標高が高いわけではなし、と、さしたる期待もせずに行ってみたのですが、どうしてなかなか広がりのある風景が広がっていました。

残念ながら、紅葉はもう終わりかけていました(その代わりに駒場小学校のがきれいでした)が、山がきれいだったので満足です。

展望台入り口には、古い農機具も飾られています。

この十勝牧場は、明治43年に軍馬生産を目的として開設された、歴史ある牧場だそうです。

今でも馬の飼育が行われており「駒場」の地名の由来がうかがえます。

施設内の一部は、一般公開もされていますが、防疫のために、見学通路が決まっています。
通路の脇には、古い倉庫も残っていました。

昭和な電灯笠も。

こちらの建物は、案内看板もありました。
昭和初期か、大正期のものではないかと思われます。

この建物、診療所のようです。薄れかけた看板がいいかんじでした。

驚くことに、一部がサッシ化されたり、エアコンが付けられているなど、今なお現役で使われているようです。

この白樺並木はけっこう有名らしいです。

冬期間には、馬の雪中運動も公開されているとのこと。
冬の景色も見に行ってみたいものです。