先日から、どんより天気ばかりの十勝。
今日は午前中だけですが、やっと青空が顔を出しました。
気付けば畑も緑が濃くなり、夏らしい風景になってきています。
そりゃまあ、もう7月なので、まごうかたなき夏なんですが。(笑
伸びてきているのは、トウモロコシ。飼料用のデントコーンでしょうかね。
先日、仕事で天塩町に行く機会がありました。
無事仕事が終わったのが、昼過ぎ。この日は帰途に就くだけだったので、こんな時でもないと寄る機会はない、と、ちょっと気になっていた場所に寄ってみました。
それは、天塩川歴史資料館。
旧天塩町役場庁舎を改装して、資料館としたのが、平成元年だそうで、元々の建築は戦後間もない昭和26年。
天塩川、と名称に付くだけに、入り具直後から舟の展示が出迎えてくれます。
世界最古とされる、コククジラの化石も発見されていたそうです。
超個人的に琴線に触れたのがこれ。
戦前のアメリカ製オートバイ、インディアン。
1927年式というから、昭和2年。それを昭和5~6年頃購入して、昭和30年頃まで乗っていたというのですから驚きです。
当時、こんな大型オートバイはとてつもなく高価なものであったため、これを買える財力のある方がいたと言うことが、当時の盛況ぶりを伺わせます。
「あれ、なんですかね?」
と、取引先の担当さん。
見ると、近くの倉庫入り口の上に、とっくりを逆さにしたような、不思議なものが生えています。
「ハチの巣ですかねえ」
どうもそう見えますよね。でもこんなかたちのハチの巣は見たことがありません。
「トックリバチかなあ、いやスズメバチか」と、別の担当さん。
しばらく様子を見ていましたが、どうもハチが出入りしている様子がありません。
空なのでは?ということで、この後巣作りが活発化すると、倉庫に出入りする方に被害が及ぶ危険性があったので、駆除することになりました。
ちょうど近くの階段から手を伸ばせば、取れる場所だったので、担当さんが慎重にもぎ取りました。
離れるとひび割れのように見えたのは、実は模様で、ハチは樹皮を剥ぎ取って巣を作るので、樹種によって色が違い、このような模様ができるのだそうです。
中を見ると、お馴染みの六角形断面の巣が見えますね。
取り出してみると、なんと幼虫が生きていました。孵化前の卵もたくさん付いています。
調べてみると、どうやらコガタズズメバチの巣のようです。営巣を始めて間もない頃は、このようなとっくり型をしており、女王バチが一匹で世話をするようです。おそらくこの時は、巣の中に入れる餌を捕りに行っていたのではと。
中に居た幼虫は働きバチで、彼らが孵化して成虫になると、巣をどんどん大型化して、よく見る縞模様のボール状になるのだそうです。
スズメバチの中では比較的おとなしい方だそうですが、新しい女王バチが誕生する夏の後半には、女王バチを守るため、攻撃的になるとも。
取引先に被害が出なかったのも幸いですが、それにしてもちいさなハチが一匹でこんな不思議なかたちのものを作ってしまうとは、自然ってつくづくすごいと思いますね。
先日、芝刈り機を導入した話を書きましたが。
芝そのものは楽に刈れるので、非常に具合が宜しいのですが、いかんせん庭の端やガレージに隣接した部分などが刈り切れません。まあ芝刈り機ですから当然です。
残っているのはさしたる面積ではないとは言え、今更鎌振って、に戻れなくなってしまったので、結局刈払機も新調しました。
もちろんコード付電動の安いものです。
ノーブランドの格安品もありましたが、さすがにそれはなんなので、これまた電動工具で有名なBOSH製を選びました。たまたまオークションサイトで未使用品が出ていたのを、無事確保。
しかもメーカー品にしては、異様に安く、ブランドものとしては最安値と言えるでしょう。
本物なのかなあ、という一抹の不安を抱きつつ、届いてみると、「POSH」とかではない、ちゃんとしたメーカーもの。(笑
しかしこの安さには理由がありました。徹底したコストカットが為されていたのです。
まず本体アーム長さは、これまで使用していたものの2/3程度に短くされており、私が使うぶんには問題ありませんが、背の高い人が使うと短いかも。
コードも、通常は本体にソケットが付いており、それに長いコードを接続するものですが、これは最初から一本もののコードが付いており、持ち手も、輪状のハンドルが多い中、グリップに置き換えられており、肩から下げる吊りベルトも省かれています。
驚いたのが、草を刈る刃は、ナイロンコードなのですが、通常は二本で一対になっているそれが、これは一本だけ。
誤解の無いように書いておきますが、決して安物だ、とけなしているわけではありません。
むしろここまで徹底して割り切った設計をしていることに、感心しているのです。
実際使ってみると、モーターが意外に強力で、ナイロンコード一本でもなんら性能に問題はありません。
最も、ベルトなしのグリップだけは、さすがにちょっと腕が痛くなったので、古い刈払機からハンドルと吊りベルトを移植しましたが。
農家さんのように、広大な敷地の草刈りをするわけではなく、あくまで個人の小範囲用です。不要なものを省いてコストを下げるには、かなりの思い切りが必要だったことは、想像に難くありません。
私のように、庭の隅をちょっと手入れしたい、という向きには価格の安さの方が魅力です。工業製品には、こういった割り切りも時には必要なのだなあ、と実感した製品でした。
今日は中札内へ行きましたので、札内川ダムまでちょっと足を伸ばしてみました。
が。もうそんなシーズンなんですねえ。
「熊出没注意」の看板があちこちに立っていました。
ダムでは管理所付近で、ラジオの音が響いていたので、なにかイベントでもやっているのかと思いきや。
こういう理由でした。
ちなみに別にダムマニアではありません。(笑
で、その帰り道。
見てしまいました。
「本人」の姿ではないですが、痕跡を。そう、熊フンですね。
それがですね、帰り路の車線上、1kmほどの間隔で四カ所も。
しかもいずれも車線のど真ん中に見事に残しています。
(尾籠なので写真はありません)
てことはこれ。やっぱり縄張りの主張なのでしょうね。
アスファルトの上に主張しているって事は、人間に対してなのかも知れません。
本日6月24日は、なんと「UFOの日」なのだそうです。
なんでも1947年にアメリカで、いわゆる空飛ぶ円盤が目撃されたことを記念して、だそうですが。
私自身は、ISS(国際宇宙ステーション)を見たりするのは好きですが、これまでついぞ、UFOを見たことがないので、あまり信じてはいません。
いや、20年ほど昔、オホーツク海に近い町で星空を見ている時に、妙な動きをする光を見たことはあるのですが、これもおそらくは灯台の灯りが雲に反射したものではないかな、と、説明が付きそうなものなので。
というか、そもそも「UFO」は「Unidentified Flying Object」つまりは未確認飛行物体、なので、それがすべて宇宙人の乗り物とは限らず、国籍不明機や隕石の落下、先の灯台の反射などでも、それが特定できなければUFOなのですよね。
個人的には世間でUFOと言われているものの大半は、開発中の軍用機だったのではないかと思っています。
実用化に至らなかった航空機の構想図や試作機などの中には、相当にUFOっぽいものも多数ありますし、航空機の動き、つまり機動がおかしなものであっても、垂直離着機などでは、かなり不思議な機動をするものも存在します。なんと言っても軍事機密。UFOということにしておくのが、軍部としても非常に都合がよろしいわけで。
第二次世界大戦後から、急速に目撃情報が増えたというのも、冷戦時代に向け、急速に航空機の開発が進んだからではないか、と思っています。
とまあ、宇宙好き、オカルト好きな方々の夢を砕くようなことばかり書きましたが、宇宙は広いので、宇宙人説などもあくまでも全否定はしていないのであしからず。
どっちかというと世代的には、UFOと言うと、ピンクレディーの方を連想するのですが。(笑
とあるスーパーで買い物をしましたら。
ふだん、支払には記録が残ることと、お釣りの心配が要らないので、カード払いにしているのですが。
「すみません、今システムの入れ替え中で現金のみなんです」とレジ係の方に申し訳なさそうに言われました。
ふーんまあそういうこともあるよねえ、と、支払いを済ませて入ったのとは反対の出口から外へ出てみますと。
まさにずらり。
ああ、これなんですね。
見たところそんなに古そうではなかったので、なんで入れ替えなんだろうと思っていたら、消費税増税対応なんですね。
イートインの問題等で騒がれているので、食料品を扱うお店は大変ですね。
もう少しわかりやすい方法はないものでしょうか。
昨日までのブログでは、帯広で開催されているトレスアニョス展をご紹介しました。
今回の展示会場は、重要文化財になっている、旧双葉幼稚園です。
実に97年前の大正11年建築。
この会場自体が興味を惹かれるものだったので、おまけでちょっとだけ紹介しましょう。
南側の庭から見た外観。
ドーム型の屋根が特徴的です。当時としては相当にモダンなデザインだったことでしょう。
庭には、懐かしい遊具も残っています。
その横に大きな切り株がありました。
かつてはポプラの巨木があったそうですが、落雷で枯れてしまったそうです。
展示されていた幼稚園時代の絵。かつてはこのようにこどもたちの歓声が響いていたのでしょう。2013年まで実に100回もの卒園式が行われた幼稚園だったため、卒園された方も懐かしんで来場されたそうです。
ドーム型天井はこんなデザインで、明かり取りの窓もあります。
今見てもいいデザインです。
壁に残されていた、懐かしいかたちのスピーカー。
昭和の時代、学校のスピーカーもこんなかんじでしたね。
これは展示室ではないのですが、給湯室ですね。隣がトイレなので、こどもたちに合わせて低く造られた手洗い場が面影を残します。
玄関横にあった煉瓦造りの倉庫。これも大正期のものなのでしょう。
以前から噂は聞いていて、ぜひ見てみたいと思っていた大正建築の旧双葉幼稚園。
ふだんは閉鎖されていて、中を見学することはできないため、その意味でも今回のトレスアニョス展は、見がいのあるものでした。
トレスアニョス展は、6月23日まで開催しています。お近くの方、ご興味を持たれた方は、ぜひ会場へ足を運んでみてください。入場無料です。
詳しい案内は↓をどうぞ