生粋ブログ-やさしい水商売-

求む晴天!

 車検と整備のために、一週間整備工場に預けていた、生粋営業車が戻ってきました。

 今回は、通常の車検整備に加え、シャシー周りの塗装とブレーキパッドの交換、そして何より昨年から壊れたままのエアコンを修理してもらいました。

 もともとあまりエアコンを使わず、窓を開けて風を入れるのが好きな方ですが、7月に入ってからと言うもの、じめじめした湿度の高さが続いていたので、ありがたいですね。

 十勝ではこの時期比較的多いと言え、こんなどんより天気ばかりは、まさに梅雨。もう「北海道に梅雨はない」などという、伝説を信じている道民はいないと思いますが、それにしてももう少しお天道様にはお仕事をして欲しいものです。(笑

三大がっかり

 シンガポールに旅行に行って来たという、知人からおみやげをいただきました。

 ちょっとわかりにくいかもですが、かのマーライオンをかたどったクッキーです。

 「世界の三大がっかり」などと言われていますが、見てきた方曰くは、そんなに小さくもなく、がっかりでもなかった、とのこと。

 聞いてみると建立が1972年で、再脚光を浴びたのは、リニューアルされた2000年代以降と言うから、そんなに歴史あるものでもなかったんですね。
 ちなみに、クッキーはふつうにおいしくいただきました。

 まあ、がっかりシリーズで言えば、わが北海道の誇る、札幌時計台も日本三大がっかりに数えられていますが。最もあれは広大な草原にでも建っているかのような、イメージ写真が悪いのであって、時計台そのものはそんなに悪くはないと、道民の贔屓目もあって思ってしまうのですが。

 長崎のオランダ坂は行ったことがありませんが、申し訳ないけど、高知のはりまや橋の方が、がっかり度では上だと思いましたね。(笑

 橋そのものがちいさいだけではなく、幹線道路のわきにぽつん、とあるので、気付かない観光客もいそうな感じ。下を流れる川もなんだかなあ、という感じで、これはなんと以前道路拡張のために川を埋め立ててしまい、川がないのに橋だけあるのはおかしい、と、観光用に再度人工的に川を作ったのだそうで、地元の方でさえ「アレはないよなあ」と仰っていました。

 とまれ、高知はなんども行きましたが、食べ物は美味しいし、気候となにより高知人の気質の良さで、大好きな町なのですよ。と、高知そのものは好きなのでフォローしておきます。

カードマジック

 めったなことでは公共交通機関というものを利用しない私です。
 自分が運転しない乗り物で、乗ってもいいのはフェリーと飛行機くらいでしょうか。(笑

 しかし、法事などで関東の親戚を訪ねる際には、さすがに鉄道やバスに乗らないわけには行かず、と言っても何年かに一度のことなので、いつも路線図を睨んで切符を買うのに苦労していたものです。

 が、交通系のICカードが登場してからと言うもの、それはもう劇的なほどに変わりました。
 しかもICカードの登場と時を同じくして、乗り換えアプリなども充実してきたので、あらかじめ必要な金額をチャージしておけば、いちいち区間の料金を調べなくても改札を通れる、というのは画期的でした。

 そんなわけで、北海道だとSuika、東日本だとSuikaが一般的ですが、私が持っているのはPASUMO。

 京急の羽田空港駅で作ったからで、JRや小田急にもそのまま使えるばかりか、かなりのローカル駅でも対応しているのには、驚くばかり。

 さらにはコンビニでの支払いや、駅構内の自販機で、ジュースを買ったりもできるという、昭和な人間からすれば、まさにマジックのようなカードです。(笑

 最も、いまやカード型のものはもう古く、スマホにアプリを入れるのが当たり前で、さらにチャージも残高が少なくなると、クレジットカードから一定額が自動的にチャージできるように設定もできる時代になっていますね。

 とまあ、かように利便性が高いので、めったに使わないながらも手元に一枚持っています。
 以前は釣り銭のやりとりが不要なことから、クレジットカードに移行するまでコンビニでの支払にも使用していましたが、地方のコンビニでPASUMOを出すとクレジットカードに間違われることもしばしばでした。KitakaならともかくPASMOなんて見る機会はないでしょうから、当然ですが。

 で、先日珍しくJRに乗った時
 PASUMOを握りしめて芽室駅に行ってみると、改札が自動改札機ではありません。どうやってPASMOで乗るのだろう、ひょっとして駅員が手持ちの読み取り機かなにかを使うのだろうと思いつつ、時間があったので窓口で聞いてみました。

 するとなんと、北海道で交通系ICカードが使えるのは、札幌だけだとのこと。

 全国的に普及しているものだと思い込んでいたので、かなり驚きました。
 しかし、この時乗った汽車も、平日とは言え、通学の学生とその他含め、一輌にわずか10数人しか乗っていなかったのです。これでは自動改札機を入れても元が取れませんよね。

 首都圏のいつ乗っても混んでいる路線に比べて、いかにローカル線は維持するのが大変なのか、そんな経済的なことを少し思ってしまったのでした。

健康診断

 今日は年に一度の健康診断を受けてきました。
 なんと言っても身体が資本、健康なことがいちばんですよね。

 しかし、毎回うんざりするのが、バリウム検査。
 あれ、好きなひとって、いるんでしょうか?(笑

 バリウムも、昔に比べるとほんの少し、わずかに飲みやすくなり、量も減ったような気もするのですが、それでも進んで飲みたいものではありません。

 見た目はヨーグルトみたいなんですけどねえ。
 いっそのこと、乳酸菌を入れてラッシー風にしてくれれば、喜んで飲み干せるのに。

 まあ、結果はこの後ですが、たぶん大丈夫でしょう。おかげさまで、体調も好調ですし。

 で、人間の検査の後は、大切な営業車も健康診断に入れました。

 そう、車検です。
 今回で3回目、7年になりますが、まだ10万㎞を越えたばかり。まだまだがんばってもらいましょう。

 車検整備はもちろんなのですが、昨年壊れて、まったく効かないままになっているエアコンにも復活してもらわなくては、この夏を乗り切れる予感がしません。(笑

緑の町に舞い降りて

 本日7月11日は、国産プロペラ旅客機YS-11の日、だそうです。

 57年前の1962年7月11日に、戦後初の国産旅客機として、試作1号機が完成したことが由来です。

 昭和世代には、国内便として馴染みの深かったYS-11には、私も何度か搭乗しました。


 画像は以前、三沢航空博物館の展示機を見に行った時のものですが、機内も公開されており、そのマイクロバスのような狭い客室も、懐かしく見ることができました。


 操縦席はアナログな、いかにも航空機、というかんじがします。

 …最も、実際に操縦していたパイロット達には、エンジンのパワー不足や難しい操縦特性で、非常に不評であったとも聞きます。


 翼の上にびょこん、と飛び出すように載せられたエンジンは、ロールスロイス製で、独特の金属音を立てるのが特徴的でした。

 速度が遅く、飛行高度が低いプロペラ機ゆえ、窓からは下界の様子が雲に乗っているかのようにのどかに見えるので、私はこれに乗るのがとても好きでした。

 当時、私の実家が札幌にあり、盛岡の学校に残った私は、千歳から花巻空港までのフライトで、なんどか搭乗したのです。当時は「スカイメイト」という学生割引制度があったので、鉄道と変わらない値段で搭乗できたことが幸いでした。

 盛岡市の南に位置する、花巻空港に舞い降りるために、当然盛岡市の上空を通過します。自分が住んでいる町が眼下に見えるのは、多感な時代のいい思い出で、中でもいちど、自宅のまさに上空を通った時は感動したものです。

 エンジンのパワー不足で上昇性能が悪いだけではなく、主翼が長いことから、降下性能も悪かったらしいのですが、それを裏付けるように、向かい風の時は上空でプロペラを停めて、まさにふわり、と、着陸するのも優雅で好きな部分でした。

 約50年、日本の空を飛び続けたYS-11も、老朽化には勝てず2006年に国内の航空会社すべてから引退し、現在も航空自衛隊がわずかに運用しているようですが、まず見ることはなくなってしまいました。

 ユーミンこと松任谷由実が、1979年に発表した曲の歌詞に出てくるプロペラ機、とは、まさにこのYS-11に他なりません。

 振り返ると、あののどかなフライトを経験できたのは、いい時代だったのだなあ、と、昭和なおぢさんになってしまった自分は、その機体名を聞くと懐かしく思い返すのです。(笑

昭和現役

 ちょっと事情がありまして、珍しくJRで移動しました。

 いや、珍しいどころではなく、JRなんて東京にでも行かない限り乗らないので、たぶん3年ぶりくらい。芽室駅の利用に至っては、まったく初めてのことです。

 乗った車輌も含め、各車輌が運転台付きだったので、こういう車輌しか残っていないのかと思いましたが、どうも帯広で切り離して、池田行きと折り返しに分かれるためだったようです。

 朝とは言え、通勤通学にはちょっと遅かったのか、車内は乗客もまばらで、なるほどこれは鉄道を維持するのも大変だなあと実感しましたね。

 道路からよく見るのは単車輌ですが、これは三輌編成で先頭車両は懐かしいオレンジ色のディーゼルカー。
 乗り込むと、車内には昭和があふれていました。(笑

 この扇風機、まだ現役なんですねえ。
 国鉄時代のJNRマークもそのままだったので、鉄道マニアが喜びそう。


 窓の開閉ノブや、日よけを掛ける切り込みも懐かしい。
 高校時代は、一時汽車通学もしていたので、なんとなく憶えています。

 てことは、この車輌、少なくとも40年くらいは使われているということでしょうか。
 ディーゼル排気と、車内の独特のにおいも懐かしいですね。

 鉄道そのものは、私の場合、もうン十年前の若かりし頃、冬の北海道を旅するのに使って、懲り懲りして以来避けているのです。

 何しろ当時ですら、霧多布から網走まで移動するのに、オートバイや車ならば2時間半、観光しながらでも余裕で半日の行程が、6時台の始発に乗って、網走着が20時半。接続の2時間待ちもざらで、自分にはまったく合わないな、と痛感してから、道内での移動はよほどの事が無い限り、どんな長距離でも車かオートバイで、を信条としています。

 そんなわけで、帯広までの20分くらいでおなかいっぱいです。鉄道趣味を否定はしませんが、少なくとも私には無理ですね。(笑
 まあ、こんな機会もそうそうないとは思いますが。

日暈

 どんより天気が続いていた十勝ですが、今日はひさびさに太陽を拝むことができました。

 そんなお昼前、ふと空を見上げると。

 日暈ですね。「にちうん」、または「ひがさ」、とも読みますが。気象用語では「ハロ」とも言うそうです。
 低気圧が接近する際などに見られる、プリズム現象なのでまあさほど珍しいものでもありませんが、こんなにくっきりしたものを見たのは久々でした。

 なので、これが出ると天気が崩れる、と言い伝えられることが多いのですが、天気予報では明日は曇となっています。

 同時に、幸運の前触れ、とも言われているので、個人的にはいい方を信じたいですね。
 そう。信ずるものは救われるのです。きっと。たぶん。(笑

鳥尽くし

 昨日は、友人の祝い事があり、それをネタに仲間内での宴会となりました。

 この日の料理は鳥尽くし。

 と言っても鶏ではありません。いろいろ出ましたが、主なものをちょっとだけお見せします。


 どどんっ!と効果音が入りそうなこれは、スモークターキー。
 画像ではあまり大きさが伝わりませんが、人の顔ほどもある巨大なもので、中にはホクホクのジャガイモがぎっしり。
 スモークの良い香りと、深い味わいで実に美味でした。

 そしてこれ。

 チャーシューではありません。(笑


 カットするとこう。
 分厚いハムなのです。

 たっぷりの脂身が、実に味わい深く、これだけの脂なのにくどさがないという不思議。

 いやあ、ひさびさにいいものをお腹いっぱいいただきました。
 こんな宴席に声を掛けてくれた、仲間達に感謝です。

飛んで車に入る夏の蜂

 絶賛エアコン故障中の、生粋営業車。(笑
 来週からの車検入庫時に修理するまで、あと少しのガマンです。

 まあ、エアコンがあまり好きではないので、ふだんから窓を開けて走ることが多いのですが。

 と、事務所に戻って車を降りると、なにか転がり落ちました。

 見ると、クマバチですねえ。

 ボケ画像ですいません。
 どうやら、風に乗って窓から飛び込んできたようです。
 たぶん、正確にはコマルハナバチかと思いますが、なにぶん疎いので…。

 飛び込んだショックで目を回しているのか、しばらくゴロゴロ転がっていましたが、そっと外へ出してやると、ふらふらしならがらも飛んで行きました。

 そういえば十年ほど前にも、車に乗っていて窓からミツバチが飛び込んできたことがあります。びっくりしたのか、いきなり膝を刺してきやがったのには参りましたが。

 過去になんどかハチに刺されたことがあるので、アナフィラキシーショックには気をつけなければいけませんが、クマバチ、ハナマルバチ達はおとなしくて刺すことはないので大丈夫でしょう。

 と、先日虫に詳しい知人に「マルハナバチは刺さないんですよね?」と聞いたら「いや、嫌なことされれば刺しますよ」と答えられました。
 「えっそうなの?」と、驚いたら「手のひらに乗ったところを、握ったりしなければ大丈夫」とのこと。

 いや。ふつうそんなことしませんから。(笑