生粋ブログ-やさしい水商売-

トンネルを抜けると

今日は所用で、札幌まで出向いておりました。

早朝6時出発。朝焼けに照らされた、日高山脈がきれいです。

が、高速に乗って十勝と上川の境にある、狩勝第一トンネルを抜けると…

まさに雪国。
昨日のニュースで、南富良野町の積雪を報道していたのですが、予想以上の積もり方です。まあ、占冠村は南富良野町の隣ですし、標高も高いので、当然と言えば当然なのですが。

タイヤをスタッドレスに換えておいて、正解でした。


トマムリゾートの手前まで来ると、ガスがかかっています。
これ、トマムで有名な雲海の一部でしょうね。
今日の「雲海テラス」はさぞきれいだったことと思います。

…と思ったら、今季の雲海テラス営業は、10月16日で終了していたんですね。

ちなみにこの雲海ですが、この近隣で発生しているものではなく、なんと太平洋上で発生し、日高山脈を越えてやって来ることを、北大の研究チームが突き止めたそうです。自然ってすごい。

時間に余裕を見てスタートしたので、石勝樹海ロードを走ろうと、占冠でインターを降りてみましたらば。

道道が通行止め。
たぶん積雪のせいですね。

仕方なく高速に乗り直して、札幌へ向かいました。

で、明日は岩見沢へ走ります。

路面状況が変わりやすい季節です。みなさんどうぞお気を付けて。

最後の温泉

 台風の影響で、今日は雪が積もるのでは、と予報されていた芽室ですが、1日雨と、時折霙が混じったものの、積もるほどではありませんでした。
 しかし、通りを走る車の中には、峠越えをしてきたのか、フロントグリルが白くなっているものも見られたので、場所によってはそれなりに降ったようです。
 週末に車のタイヤを換えておいて、正解だったかもしれません。

 さて、先日ひょんなことから、足寄温泉が閉店すると聞いて、この週末、名残を惜しみに行ってきました。

 ここへ来るのは、何年ぶりでしょうか。鄙びた昭和の雰囲気が好きで、なんどか訪れています。
 あとわずかで閉業なので、混んでいるかな、と思いきや、地元の常連さんらしき車しかありません。

 入口が男女別に分かれている、銭湯スタイルの温泉、というか、造りは銭湯そのもの。
 露天やサウナがあるわけでもないのですが、趣はたっぷりです。

 券売機横に貼ってあった、閉店のお知らせ。

 設備の老朽化と、経営者がご高齢なことも、閉店の要因なようです。
 施設は確かに古く、お世辞にもきれいとは言えません。シャワーが出なかったり、カランがビニールテープで補修されていたり、ロッカーがないなどは、コアな温泉ファンにはむしろ受けるのかもしれませんが、一般向きではありません。
 お客さんも、昔馴染みの常連さんばかりなので、一般客を呼び込むために改装するには、かなりの投資が必要であろうことは、容易に想像できます。
 すぐ近所にある、道内大手農機具会社さんあたりが買い取って、営業再開してくれないものかと、勝手なことをつぶやいてみたり。

 番台のおばあちゃんと少しだけ話しましたが「いたましいけどねぇ」という言葉に実感がこもっていて、 たまにしか来ない、非常連の戯れ言に過ぎませんが、やはりこういう温泉が消えてしまうのは、寂しいですね。

ニオ

収穫した豆を積み上げて、自然乾燥させる「ニオ積み」。

北海道内では、富良野の一部地域にしか残っていない、と、聞いていたのですが、意外や十勝の音更町あたりでも、まだ目にします。

「ニオ」の語源はあまりはっきりしていないようで、漢字では「鳰」と書くことから、水鳥のカイツブリの巣に似ているため、この名がついた、という説もあるようです。

人手で行うために、手間がかかることから、近年ではめっきり減っているのですが、品質を高めるためにまだ行われているようです。

農業は、いかに効率良く、均一なものを作るかが勝負どころなので、懐古趣味でこれこそがいい、とは言いませんが、風物詩としても残っていて欲しい風景ですね。

…などと言うのは、見ているだけの外野だからだろう!と、農家さんには怒られてしまいそうですが。

これも北海道らしい、秋の風景だと思います。

雑草だけど

生粋事務所には、ごく小さな庭があります。

本来はちゃんとした芝で、きちんと手入れすれば、それなりに見栄えも良いとは思うのですが「ありのままがいい」という言い訳のもとに、ほとんど手を入れていません。

夏場はさすがに放っておくのが度を過ぎると、かなりの雑草繁殖地になってしまい、ご近所さんに迷惑をかけてしまうので、芝だけは刈っています。

秋になって、雑草も少し落ち着きましたが、そんな中、オレンジ色で自己主張する花が。

植物にはとんと疎いので、なんという植物なのか、まったくわかりませんが、よく見ると花弁が赤く、中心部が黄色いので、オレンジ色に見えることがわかります。

この数日の冷え込みで、花はもうすっかり閉じてしまいましたが、まだ元気なことから、なかなかに、いいアクセントになっているので、抜いたりせずにそのままにしています。

元の芝が、芝刈り機ではなく、刈り払い機で刈っているので、相当にボサボサなのは、見ないふりをしていただけると助かります。

十勝牧場

昨日のブログで向かったのは、実はここが目的でした。

家畜改良センター十勝牧場です。
ここに、展望台があることを先日始めて知ったので、どんなところか行ってみたのです。
音更町駒場に位置するとあって、そんなに標高が高いわけではなし、と、さしたる期待もせずに行ってみたのですが、どうしてなかなか広がりのある風景が広がっていました。

残念ながら、紅葉はもう終わりかけていました(その代わりに駒場小学校のがきれいでした)が、山がきれいだったので満足です。

展望台入り口には、古い農機具も飾られています。

この十勝牧場は、明治43年に軍馬生産を目的として開設された、歴史ある牧場だそうです。

今でも馬の飼育が行われており「駒場」の地名の由来がうかがえます。

施設内の一部は、一般公開もされていますが、防疫のために、見学通路が決まっています。
通路の脇には、古い倉庫も残っていました。

昭和な電灯笠も。

こちらの建物は、案内看板もありました。
昭和初期か、大正期のものではないかと思われます。

この建物、診療所のようです。薄れかけた看板がいいかんじでした。

驚くことに、一部がサッシ化されたり、エアコンが付けられているなど、今なお現役で使われているようです。

この白樺並木はけっこう有名らしいです。

冬期間には、馬の雪中運動も公開されているとのこと。
冬の景色も見に行ってみたいものです。

濃いも薄いも

2日ほど前のことですが、あまりにも天気が良かったので、午後からちょっと出かけてみました。

音更の駒場へ行くと、紅葉の名残がありました。

…と、思いきや、駒場小学校の校庭には、見事な紅葉が。

これ、私的には今季いちばんの紅葉でした。

隅には懐かしの二宮金次郎像も。
昨今、歩きスマホの助長と言われて、撤去が進んでいると聞きますが、それはナイフを危ない、と、取り上げて、ナイフの危険性を教えないのと似ているような気がします。

夕暮れの畑が、秋を感じさせます。

冬の足音

遠くの山、ではなく、わり近くの山に、ついに冠雪です。

先日は雪虫が飛んでいるのも見ましたし、いよいよ、ですね。

でも今年はずいぶん早いような気がするのですが、気のせいなんでしょうか。

「冬の足音」とかってよく言いますが、足音を立てるのは冬だけで、夏とか秋は言いませんよね。
冬って、扁平足などたどたあんよ、なんでしょうか。

10年にいちどの

今年の紅葉は「10年にいちどの紅葉」だそうで、先日は新聞にも載っていました。

確かに今年は街路樹も華やかな印象で、先日訪れた、陸別町も例年より色づいているかんじでした。

でもこれ、誰がどのように基準を決めているのでしょうね?
ちょっと検索してみると、大雪系の紅葉は、2014年に「10年にいちどの…」と言われていたようです。
地域差があるんでしょうか?

なんてことを言おうものなら、ひねくれ者と言われそうです。(言ってるけど)

とまれ、すぐ近所のピウカ緑地も、今年は色づきがいいようです。

華やかな秋は、いいものですね。

大球

キャベツのことではありません。

先日のこと、とある川原を歩いていました。(いちおう仕事です)

と、橋の下になにか丸い球が。大きさは50~60cmほどもあり、かなり大きいものです。

はい、言うまでもなく、スズメバチの巣ですね。

空き巣になっているものもたまに見かけますが、これは生きている巣で、働き蜂がさかんに巣の周りを飛び交っていました。

もちろん、巣の真下を通ることは危険なので、迂回して通りましたが。

ただ、もしスズメバチが近寄ってきても、手で振り払ったりすることは、却って蜂を興奮させるので、危険だそうです。

これからの時期、スズメバチたちも冬へ向けて忙しい時期です。お互い干渉せずに過ごしたいものですね。

寄生なのか共生なのか

とある現場で、1本のシラカバに目が行きました。

というかこれ、シラカバだよね…?シラカバって、こんな実がなりましたっけ…?(植物に疎いんです)

近寄ってよーく見ると、シラカバに蔓が巻き付いて、そいつが実を付けていたのです。

疎いんで、その場ではなんの蔓なのかわからず、帰宅後に調べてみると、どうやらヘクソカズラっぽい。
…それにしても酷い名前ですね。ヘクソカズラって。

折ったり傷つけたりすると、臭気を発することから名付けられたらしいですが、この時は近寄っただけなので、臭いませんでした。

でもこれ、寄生なんでしょうか、共生なんでしょうか?
シラカバにメリットあるのかなあ。臭気があるから、虫とか動物が近寄らないのでしょうか。いや、却ってハエとか来そうだし。

シラカバが迷惑がっているようには見えない、と…思う…ので、共生と言うことにしておきましょう。