雲の切れ目

 まー昨夜は将軍様、あばれてくれました。(笑

 写真だけ見ると、真冬に戻ったかのようですが、日中はプラス気温でしたので、日が落ちる頃には、ほとんどが消えていきましたので、まさに三寒四温ですね。

 で、夕方、出先から事務所に戻る途中、ちょっと不思議な光景を見ました。

 西の日高山脈。ずっしりと雲をかぶっているのは、いつものこと。
 北を見ても。

 南を見ても。

 が。なぜかここだけぽっかりと雲が開いているのです。

 気付いた時は、道道を走行中で、ちょうど日が落ちていったので、もっとはっきりしていましたが、写真を撮れる場所まで移動する間に日が落ちてしまい、あんまり伝わらないかもしれませんね。

 方角的にはちょうど日勝峠のあたりですね。
 一面雲に覆われているのに、なぜここだけ吹き消したかのように、雲がないのか不思議です。

 多分に気流の関係で、いわゆる風の通り道になっているんではないかと思いますが、日勝峠もそこそこ標高があるので、なおさら風の通り道になるのかは謎ですね。
 写真を撮っている間も、南風が吹いていると見えて、雲が北側に流れ始めているのがわかりました。

 こんな不思議な自然の気まぐれを見つけると、なにかちょっと得した気分になるのは、単純だからでしょうね。(笑

モデル

 今日から新年度となりました。
 新しい元号「令和」も発表されましたが、そもそも紛らわしくて元号って、わたしはほとんど使っていないので、どうでもいいです。(笑

 さて、東北あたりでは時ならぬ積雪があったりしたようですが、幸い十勝は平和です。

 近所を流れるピウカ川沿いを散歩しておりますと、上流からなにか流れてきました。

 見ると、鴨のつがいです。
 こんな細い川なので、カラスはよく見かけますが、鴨は珍しい。

 注視している視線を感じたのか、鴨のつがいは、ちょうど目の前の対岸に二羽そろって上がり、ひなたぼっこ。

 そうまるで「撮りなさいよ」と言わんばかりのポーズ。(笑

 ならばとポケットに入れていたカメラで撮影すると。

 「OK?じゃあ行くから」
と、来た時と同じようにすいーっと流れていきました。

 このあたりの鴨、撮られ慣れしているんでしょうか。
 あ、モデル料は要求されませんでしたから、アマチュアだったんでしょうかね。

砂紋

 十勝川のとある橋のたもとに降りてみた時のことです。

 川の真ん中に見えますが、この付近はかなりの浅瀬。長靴で歩けるので、橋脚付近の砂州へ上がってみました。

 上流側、橋脚付近には、砂紋ができているのが見受けられました。

 川の流れによってできたのでしょうね。
 実に不思議な模様です。

 これだけ見ると、なんだか砂丘を俯瞰で見ているようにも思えます。

 しばし飽きずに眺めてしまいました。
 自然って、ほんと不思議です。

吹き荒れる

 昨夜から今日の夕方にかけて、十勝は大風が吹き荒れました。

 今朝は日勝峠を越えましたが、目指す山も大風で霞んでいます。

 陽は差しているものの、表層の雪が飛ばされ、地吹雪状態。ついでに畑の土まで飛ばされているところもあります。

 晴れていた十勝と違って、予想通り、日高側は吹雪となりました。

 晴天が続く冬の十勝は、日高山脈に守られているのだなあ、と、改めて感じます。

響く湖

 置戸に行って来たのですが、少し時間があったので、現場近くの「おけと湖」に足を向けてみました。

 その昔(かなり昔)は、この奥に温泉施設があったので、たまに訪れたものですが、行ってみると残念ながら既に建物ごとなくなっていました。

 氷上では、ワカサギ釣りをしているらしく、テントがふたつほど張られているのが見えます。

 さすがに釣りして遊ぶほどの余裕はありませんでしたが、湖上へ行ってみると、風で雪が飛ばされ、きれいなスケートリンク状態。
 ところどころに穴のようになっている部分が見えたので、氷が薄いのではないかと、ぎょっとしたのですが。

 テントが張られている位なので、そんなことはないだろうと、透明な部分を覗いてみると、かなりの厚みなのがわかります。

 こんな不思議な模様もありました。

 しかしここ、怖かったのは湖上にずうっと音が響いていたこと。
 地の底から響くような「ごぉーん、ごーん」という音が常に響いています。
 しかも時々「ばきっ」とか「ばしっ」という氷が割れるような音さえします。

 釣りをしていた方に伺うと、いつもこの音は鳴っているそうですが、こんなに響いているのは珍しいとの由。

 足下から響いてくるので、恐らくは上流部の川氷が、湖底の水の流れに乗って移動し、張られている氷の下でぶつかっている音ではないかと想像します。

 前述の方によれば、例年なら覆われた雪で遮音されているのが、今年はこんなに雪がないために余計に響いているのではないかとも言っていました。

 かなやま湖や糠平湖など、冬期に結氷する湖は、あちらこちら行ったことがありますが、こんな音の響く湖は初めてでした。

 自然ってすごいなあ。

新年最初のお客様

 年末年始のお休みをいただきました生粋も、本日から2019年の営業を開始しました。
 本年も変わらぬご愛顧をいただけますよう、改めましてよろしくお願い申し上げます。

 で、そんな朝。

 事務所の外に出ますと、視界の隅になにか動くものを感じました。

 ジャケットのポケットにカメラを入れていたので、感じた方向に向けてみますと。

 間違いありません。いつものお客様でございます。(笑

 玄関の掃き掃除をしつつ、気配を捉えようとしていますと。

 お客様も気を緩められたのでしょう。

 はっきりとお姿を確認できました。

 ちょうど隣家の方がいらしたので、この機会に伺いますと、バードテーブルの木の実を目当てに、やはりこちらのお庭によく姿を現すそうです。

 なんか新年から縁起がいいかんじがして、こんなちょっとしたことで気を良くしているのですから、我ながら単純です。

 願わくば、この調子でお仕事が来ますように。(笑

 新しい1年、がんばっていきましょう。

お客さまふたたび

 日中、外で片付け仕事をしておりますと。

 なにか視線を感じて振り返ってみました。

 お隣さんのポーチに立つ、このシルエットは「お客様」ですね。

 慌ててコンデジを取りに行きましたとも。(一眼まで準備するのは無理でした) 

 立ち上がり、辺りを見渡して警戒しています。
 と、お隣さんの車の横で、木の実のかけらでも見つけたのでしょうか、カリカリと音を立ててお食事中。

 しかしさすがは野生なのか、カメラを構えたとたん、気配を察知してすぐ移動してしまいました。

 あわててその姿を追ってみると、庭を横切ってジャンプ!奇跡的に1枚だけ撮れていました。

 道路上でも、一瞬立ち止まって、辺りを警戒する用心深さ。

 実はどうも同じ個体らしく、姿はそこそこ見かけていたのですが、何しろ動きが素早いので、次の瞬間には消えてしまっていました。

 こんなに姿を見せてくれたのは、たぶん初めてです。
 冬ごもりに備えて、食料調達に忙しいのでしょうね。
 別に取って食いやしませんから、また写真を撮らせて欲しいものです。

 モデル料出さないとダメですかね、やっぱり。(笑

喧噪

 朝から、とある山中の現場に行っておりました。

 紅葉がそこそこに色づいていて、きれいでしたね。

 人気のない森の中なので、通り過ぎる風に揺らぐ木の葉の音と、時折カラスの間延びした鳴き声が響く静かな環境でした。

 で、お昼時、ごはんを食べようと停めていた車に戻り、乗り込んだその時。

 どこから現れたものか、一斉に鳥たちが騒ぎ始めます。
 姿は見えず、詳しくないので、鳴き声だけでは種類まではわかりませんでしたが、数種類はいたでしょう。まあその賑やかなことと言ったら!
 さっきまでの静けさが嘘のようで、しまいには、車の屋根に上がってさえずる鳥もいたほど。

 ところが、ものの10分ほどで、みないっせいにさあっと飛び去り、あたりはまた先ほどの静けさに。

 いったい何だったんでしょう。まるで幻のようでした。
 もしかすると、鳥たちもランチタイムで、どこへ行こうかOLさんよろしく相談していたのかもしれません。(笑

幻の鏡

 今日は置戸町へ行きました。

 ちょっと時間があったので、寄り道して、久しぶりにおけと湖へ寄ってみたのです。

 ちょうど風がおだやかで、湖と紅葉がきれいでした。

 凪になると、まるで鏡のよう。

 と、一陣の風がさあっと吹いて。
 森の木々の葉を舞い上がらせます。

 湖が凪いでいたのは、ほんの一瞬。
 まるで、幻の鏡のようでした。

赤い犬?

 先日、国道を走っていますと。
 なにか、畑らしき開けた土地が、赤く染まっているのを目にしました。

 一瞬、珊瑚草?と、乏しい知識が脳内を巡り、思わず車を停めましたが、すぐに、あれは塩分がないと育たない、と聞いたことを思い出しました。

 なんだろうなあ、と、思いつつ、知人に話してみると、イヌタデではないだろうか、とのこと。

 そういえば、こんなに群生ではないのですが、これっぽいのが河川敷などに生えているのを見たことがあります。
 植物に関しては、とんと疎いのですが、こんなに広い面積が赤く染まっているのは、あまり見たことがありません。

 もしかして、珍しいことだったのでしょうか。
 ま、たぶん、普通の景色に気付いていないだけだと思いますが。なにせ植物に疎いんで。(笑