札内川ダム二十周年

 先日、地元の新聞に、札内川ダムが稼働して今年で20年になり、記念講演が行われるという記事が載っていました。

 講演は夕方からなのと、参加は無料とのことだったので、のこのこ出かけてみたのです。

 意外と言っては失礼ですが、思った以上の盛況で、100名ほどの参加でしたでしょうか。椅子が足りなくて、後方では立ち見の方もいたほどでした。と言うより、視聴覚室だそうで、ホールで行うべきだったのではというかんじでしたが。

 講演は、ダム建設時のあれこれと、アウトドアレジャーでの今後の可能性、中札内の風景を広める活動についてでしたが、正直どれもちょっと内容が薄い印象でした。

 会場で受け付け時に、パンフレットを配られたのですが。

 その中にダムカードがありました。
 話には聞いたことがありましたが、見るのは初めてです。

 最近、ダムが静かなブームだそうで、このダムカードを集めるために、あちこちのダムを回る方もいるとか。

 ひと頃、ダムはその巨額な建設費用などから、不要論や悪者扱いになっていた感がありますが、個人的には、昨今の自然災害などでは機能を果たしていると思っています。
 もちろん、やみくもに建設すればいいなどとは言いませんが、ダムへのそういった理解が深まるのは悪くはないかもしれませんね。
 

モータースポーツ観光

 明日から、自動車競技のアジア選手権である、ラリー北海道が始まります。

 地震から一週間後であるだけに心配されましたが、無事開催されることになりました。

 しかし中には、物流の滞りにより、車両や機材が到着せず、参戦を断念したチームや、地震被害の影響を鑑みて、参戦を見送ったチームもあると聞きます。

 大きな被害が出た災害の後に、自動車競技などけしからん、という意見もあるでしょう。
 もちろん、被災されている方々のことも忘れてはいけませんし、浮かれすぎたり、節電のことを忘れてもいけないことはわかっています。

 しかし、ラリー北海道は今年で17年にもなる、十勝の伝統的かつ、日本国内では最大規模のラリー競技です。

 国内各地をはじめ、海外からも多くの観戦者が訪れることから、大きな観光源にもなっています。

 地域と一体になっている、こうした競技(もちろん自動車競技に限りません)やイベントは、あまり自粛してしまうと、ホテル業や飲食業など、観光収入を絶ってしまうことにもなりかねません。

 被災地のことは心に留めつつも、ここはぜひとも来場者には、北海道らしさをたっぷり味わって欲しい。地震や停電の影響で、ご不便をかけたり、節電にご協力いただく場面もあるでしょう。しかしそれ以外は思い切り楽しんでいただきたいものです。

 そしてぜひ「来年もまた来たい!」そう思ってもらえれば幸いです。

ライヴ夏の陣

 昨日はライヴを見に行ってきました。
 2月に引き続き、松山隆宏さんのライヴの北海道ツアーが8/25から始まったのです。

 前回も書きましたが、松山さん(右)の爽やかで、フォークながらロック調の曲もあり、ベースのTANK宮本さん(左)とのコンビネーションもばっちりです。

 この熱い盛り上がりを見ると、フォークのジャンルで括れないな、と、思うことしきり。(笑

 この会場ならではの、演者、観客も一緒の一品持ち寄り打ち上げも、例によって豪勢な宴でした。

 どれもこれも美味しく、デザートまであって、これはそのひとつ。

 山羊乳プリンです。
 知らされなければそれとわかりませんが、濃厚な味わいで、思わずおかわりしてしまいました。

 今回も、松山さんのキャッチコピー
「心配するな くよくよするな なんとかなる」
 に癒やされたひとときでありました。

 なお、松山隆宏さんは、この後も9月なかば過ぎまで、北海道内各地を回ります。
 ご興味をもたれた方は、最寄りの会場へぜひ足を運んでみてください。

 松山隆宏ライヴスケジュール

トレスアニョス展 -3-

 十勝のもの作り作家さんの合同展示会である、トレスアニョス展。数ある中で、個人的に気に入った作品を僭越ながら、今日もご紹介させていただきます。

 やはり木工製品が多いのですが、その中で惹かれたいくつかです。

 これは、オンコ(いちい)の木にこだわって作られた作品です。

 オンコは、経年変化で色が変わるそうで、画像のお皿は、右が最近のもの、左は製作後20数年経過したもので、これだけ色が変わるとのこと。

 これも木工作品のひとつ。
 ちいさな灯りに照らされる、夜道の表現です。
   が、この作家さんは、この他にも製作しておりまして。

 これらはすべて建築廃材の柱を利用して作られたそうです。
 圧巻なのは、一本ものであること。この林の木は、形作ったものを台に接着したものではなく、これも一本の柱材を彫刻して作られたものとか。

 「焚き火」と名付けられた作品。

 これも人形を台に付けたのではなく、角材を削り出して作られています。

 これもまたそうです。

 端の家には、人が表現されています。

 柱をここまで削り出すのに、どれほどの労力がかかったのでしょう。
 なんだか、仏像を彫る仏師のように思えてきました。

 変わって、こちらの日差しにきらめくサイドテーブルの天板は、トルコタイルだそうです。

 周りにちりばめられた、鮮やかなものはガラスだそうで、それも道路工事に使用されるものを、大きさを吟味して使用しているのだとか。

 日差しにきらきらして、とてもきれいです。

 これもまた、素晴らしいアイデアですね。

 外の庭にも展示物がありました。

 これは、パチンコの要領で、離れたネットをめがけて弾を打つゲーム。

 こどもたちが夢中になっていました。

 使われる弾はこれです。

 この他にもまだまだ、いろいろな作品が展示されています。

 トレスアニョス展は、6月24日(日)までの、10時~18時 (※6月24日は16時まで)まで開催中です。興味を持たれた方は、ぜひ足を運んでみてください。入場は無料です。

 facebookページもあります。

 トレスアニョス展

トレスアニョス展 -2-

 十勝のもの作り作家さんの合同展示会である、トレスアニョス展。数ある中で、個人的に気に入った作品を僭越ながらご紹介させていただきます。

 ちなみに、これら作品の撮影とアップは公認となっていますので、念のため。

 作品は、木工から彫金、革細工の靴などさまざまなジャンルに及びます。

 このスプリング状の作品は、木工品ですが、面白いのは加工方法がレーザーカットだそうです。2年前にレーザー加工機と出会い、様々な作品を作っているそうで、こういったかたちは、確かに手作業では極めて困難なことから、レーザーならではの作品と言えそうです。

 こちらは逆に、完全手作りにこだわって、一点一点すべて手作りの作品。

 隠し箱に入っている一点を、手探りで引き出したものをプレゼント、という企画をやっていたので、挑戦してみると、独楽でした。

 パネルには「入っているのは基本的に、制作が古かったり、難あり、のものですが、ごく少数当たりがあります」とあり、見たところ古そうでも難ありでもなさそうなので、当たりだったのかも知れません。

 こちらは鳥をテーマにした作品。細やかな細工と色彩が見事です。

 なるほど!と思ったのが額装の作品。
 バックは写真で、鳥の部分がクラフト作品になっているというアイデア。

 ちなみにこれらの作品は販売もされているようでした。

 こちらは個人的に惹かれた作品。

 更別の鉄工所さんの作品ですが、改造ジャッキや部品を組み合わせて製作された薪割り機など、鉄工所ならではのもの。作品、というより、実用品といったものですが、これはこれで良いと思います。

 レバーハンドルは、手になじむように、切削加工がしてあります。

 こういう機械的なものが好きなので、ちょっと惹かれましたね。

 割り出し機という、内面加工をする機械を加工して作られたゲーム。
 この円い台の下には、スプリングが入っており、自由に角度を変えることができます。外側の黄色い部分から金属ボールを、中心の黄色い部分まで運ぶ、というゲームですが、ボールがあちこちに当たるたび、チン、チン、と澄んだ音がします。
 子供はもちろん、大人までもが夢中になって興じているのが印象的でした。

 しつこいですが、これでもまだ撮った写真の半分以下なので、明日も続けさせていただきます。

 トレスアニョス展は、6月24日(日)までの、10時~18時 (※6月24日は16時まで)まで開催中です。興味を持たれた方は、ぜひ足を運んでみてください。入場は無料です。

 facebookページもあります。

 トレスアニョス展

トレスアニョス展 -1-

 十勝のもの作り作家さんの合同展示会である、トレスアニョス展へ行ってきました。

 今回で21回の開催を迎える、伝統のイベントで、今年は中札内の中札内創造文化センターという、立派な施設で、6/16から開催されています。

 入り口では、こんなオブジェが迎えてくれます。

 知人のPoohfoohfoohの古山さんの作品が、入り口近くに展示されていました。

 猫好きの古山さん夫妻は、猫をテーマにした作品を作り続けています。

 そのなんともユーモラスな表情の猫たちには、猫好きなら、いや猫好きじゃなくても、心癒やされます。

 今回秀逸だったのは、奥様の幹さんの作品。コートハンガーを利用した作品展示は、目から鱗のアイデアです。

 幹さんは、猫の絵を描かれていますが、その額の上には、ハンガーに掛けられたシャツ(を模した紙)に、そのエピソードが書かれています。

 この他にも彫金、木工、織物など、様々で個性豊かな作品が多数展示されているほか、ワークショップも行われます。

 入場は無料!
 6月24日(日)の、いずれも10時~18時 (※6月24日は16時まで)まで開催中です。

 興味を持たれた方は、ぜひ足を運んでみてください。

 facebookページもあります。
 トレスアニョス展

 写真がPoohfoohfoohさんの作品だけで、けっこうな枚数になってしまったので、その他の私が気に入った作品の写真は、明日アップします。お楽しみに。

 

旅心をくすぐられる

 昨日は、先日告知した写真展を、見に行ってきました。

 札幌のギャラリーともまた違う、雰囲気に包まれていて、心地良い展示会になっています。

 今回、展示した写真の「解説本」なるものも用意されており、写真の背景を伺うこともできて楽しめました。

 箕浦さんご本人によるトークショー前に、隣のカフェスペースで、カレーとコーヒーをいただきました。

 提供いただいた「薬膳カレー」は、スパイスの香りがとても良く、コーヒーともども美味しいものでした。また食べに行きたいですね。

 トークショーは、展示作品以外の上映も行われて、作品の背景も聴くことができ、楽しいひとときでした。

 こういう路地裏の風景は、私も好きで、知らない土地へ行って時間がある時は、あえて裏通りをぶらぶら歩く時があり、そこでの発見は楽しいものです。

 作品を見ていると、どこかへまた旅に出たくなりますね。

 猫街逍遥 ー 前夜の記憶 ー 箕浦伸雄写真展は、GALLERIAオリザにて、30日の休館日を除き、5月6日まで開催中。入場無料です。

 ぜひ、路地裏の風景を眺めに行かれては、いかがでしょうか。
 

猫街の写真展

 昨日は写真展を見に、札幌まで行ってきました。

 朝、早めに出たこともあり、峠は雪でした。

 知人でもある写真家の箕浦伸雄さんが、長崎での日常を切り撮っておられます。

 まるで昭和のような風景は、驚くと同時に心和むものでした。


 同時に、ギタリストの金森浩太さんのミニライヴも行われ、涼やかで優しい音色に癒やされてきました。

*壊れかけのタブレットで撮りましたので、画像の荒さはご容赦を。

 まさか会場の撮影がOKとはつゆ知らず、こんなことならせめてコンデジを持ち込むべきだった、と後悔しても後の祭りですが。

 ご本人曰く「猫を狙って撮っているのではなく、猫に見られている確率が非常に高い」とのこと。

 明後日(28日)まで、大通りの富士フイルムフォトサロンで行われておりますので、お時間のある方は、ぜひ行ってみてください。
 こんな遅くに告知しても、と、叱られそうですが、気は心で。

 「猫街逍遥 ―前夜の記憶―」 箕浦伸雄写真展  

 なお、5月には十勝でも開催を予定されているそうです。

ライヴの夜!

 昨日はライヴを見に行ってきました。

 旅をしながら各地でライヴを行うスタイルを、もう30年もされている、松山隆宏さんのライヴで、松山さんのジャンルはフォークなのですが、一般的にイメージするそれとは違って、爽やかで時にアップテンポの曲もあり、で、振り返ると9年前に観て以来、とりこになって十勝でのライヴをずっと観に行っています。

 8年ほど前からは、旭川在住のベーシスト、TANK宮本さんと組んでおり、そのパワフルなベースラインがさらに松山さんの歌を盛り上げています。

 ふたりの息もぴったりで、さながら漫才のような曲間のMCも見ものです。

 熱いライヴのあとは、お楽しみの打ち上げ♪

 この会場ならではの特徴ですが、ひとり一品持ち寄りで、ライヴ後の宴もまた、楽しみのひとつです。今回はいつもにも増して豪勢な宴でした。

 松山さんのキャッチコピー
「心配するな くよくよするな なんとかなる」
 に今回も癒やされたひとときでした。

 松山隆宏さんは、この後も北海道内各地を回ります。
 ご興味をもたれた方は、最寄りの会場へ足を運んでみてください。

 松山隆宏ライヴスケジュール

氷灯夜

 今夜は芽室町のイベント、氷灯夜が開催されました。
 今回で28回目となる、伝統と言っていいイベントだと思います。

 会場までの通路も、アイスキャンドルで照らされています。

 芽室神社の境内も、今夜は彩られていました。

 会場内の案内看板

 毎年バレンタインデーに開催されるのですが、カップル向けのイベント、というわけではなく、家族連れも多く、賑わっていましたね。

 海外からもお客様がみえているらしく、隣の家族連れはどうやらマレー語らしい言語で会話していました。

 会場全体はこんな感じです。

 花火も上げられ、盛り上がっていました。

 今夜は暖か目だったので、ひとしきり散策することができました。
 地元ならではの、素敵なイベントの夜でした。