河口の風景

とある仕事で、十勝川の河口へ行って来ました。
海辺に住まわれている方以外は、川の終点である、河口を見ることはあまりないかと思います。

そこで見たのは、おびただしい数の流木。

これでもまだほんのわずかで、写り切らない処まで、広大な地に積み上げられ、延々と続いています。

言うまでもなく、昨年夏の台風によるものだそうです。

これらを処理する関係者のみなさまの苦労は、相当なものだと思います。

まだ3時台だというのに、夕暮れのような陽の差し方に、晩秋を思います。
なにか、日本ではない風景のようにも見える、ちょっと不思議な空間でした。

明日11/8まで、株式会社ヰセキ北海道様の「ISEKI 秋の展示会」に於いて、株式会社マツクラ様ブースにて、生粋が取り扱っております、スピンフィルターを展示していただけることになりました。
ご興味ある方は、会場まで足をお運びいただけると幸いです。

失敗

ドジを踏むのはしょっちゅうですが、やってしまいました。

昨日、お茶でも飲もうとコーヒーサーバーに水を入れて、ガスレンジにかけたまま、それを忘れて2階で片付け。
約15分後に気づいたときには、空だきでこの状態です…。

ガラスは粉々に割れ、樹脂の蓋は溶けて火が付いていました。
当たり前ですね…。

ただ、最近のガスレンジって、偉いのが、異常加熱を感知して、自動で火が消えて、警報音を発していたこと。
階下に降りたときに「なんか台所でピーピー音がするなあ」と思って、気づいた次第で。

まあまったく自分の忘却に呆れるばかりですが、乾燥しているここ最近のこと、火事にならなかったのが幸いですので、しばらく台所が樹脂臭いのくらいは我慢しましょう。
みなさんもお気を付けください。

明日11/7から11/8まで、株式会社ヰセキ北海道様の「ISEKI 秋の展示会」に於いて、株式会社マツクラ様ブースにて、生粋が取り扱っております、スピンフィルターを展示していただけることになりました。
ご興味ある方は、会場まで足をお運びいただけると幸いです。

今日も湖

いや今日も、なのは偶然なんですが。
場所はとかちリュウタン湖。
と言っても、わかる人の方が少ないのではないでしょうか。私もこの名前で呼ばれているのを、聞いたことがありません。

札内川ダム、と言った方が通りは良いと思います。
中札内村の南西部山中に位置するダム湖で、ここがわが芽室町をはじめとする、十勝広域に水を提供する、水がめとなっています。

画像がボケ気味なのは、壊れかけのタブレットのせいと、撮影者のボケぶりが反映されたことは否めませんが、雨を含んだ雲で、山が霞んでいることによります。たぶん。

今日は、とある作業のためだったのですが、残念ながら強風と雨のため中止になってしまいました。十勝の天気予報では、午後から雨、とはなっていましたが、朝からかなりの強風と時折落ちる雨で、昼過ぎまで天候回復を待ちましたが、回復ならずでした。

で、中札内の道駅手前まで来ると、あの強風が嘘のように止み、雨すらも上がって青空が見える始末。

さすがは山。天気予報がアテになりません。

リアルサザエさん

来たるべき冬の季節に備えて、先週末、車両のメンテナンスを行いました。
ジャッキアップして、下回りの防錆塗装を行いましたが、昨今、こんなに撒かなくてもいいのでは、と、思うほどに融雪剤の量が増えているような気がするのは、私だけでしょうか。

以前乗っていた車は、車体の錆で床に穴が開いてしまい、やむなく乗り換えになった経緯があるので、今の車は少し気を遣うようにしてはいます。

素人がいいかげんに塗ったので、かなりムラもありますが、まあ、やらないよりはマシです。

使った塗料は水性なので、乾燥に時間がかかり、乾く前に雨の中を走ったりしない方が良いとされています。

そのため、翌日は雨天で乗ることができず、近所のスーパーまで、歩いて買い物に出かけた…のは良いのですが、入店した瞬間、財布を忘れてきたことに気づきました。サザエさんかおまえは。

携帯は持っていたのですが、店員に尋ねると、残念ながら対応していない電子マネーだったので、再度往復する羽目に。

まあ、ウォーキングだと思えばいいか、と、負け惜しみを言っておりますが、サザエさんの「お魚くわえたドラ猫~追いかけて~♪」という歌詞、現代の子供だと「ドラ猫」(たぶん、そもそも野良猫が)という単語の意味がわからないのでは、などと思ってしまいました。

その昔「財布忘れてそのままドライブ~♪」という歌もありましたが、財布も持たずにドライブなんて、怖くてできないなあ、などというツッコミは、それこそ電子マネーが普及して、スマホか携帯さえあれば事足りる現代では、できませんね。

昭和の残り香

今日は現場仕事で、広尾へ行って来ました。


昼休みを、旧広尾駅である、鉄道記念館の駐車場で過ごしたのですが、廃線になった駅の跡は、大概痕跡を消されてしまうことが多いのに対し、ここは記念館というだけあって、ずいぶんと鉄路のにおいのようなものが残っています。


記念館裏手の駐車場は、元は線路があった場所と思われます。ホームの雰囲気がそのままです。


駅舎内は、資料館になっていました。


現在はバスターミナルとなっているようで、もとの切符売り場と思われる場所が、そのまま利用されているようです。


駐車場への出入り口は、改札がそのまま残されていました。
時刻表と大時計は、昭和を感じさせる、懐かしいものです。


煙突式ストーブもいい雰囲気を出しています。


トイレ横の改札らしき場所の上には、当時の時刻表が、そのまま残されていました。

私は、いわゆる鉄分濃度が高いひとではないので、残されている設備については、よくわからないものも多いのですが、この空間はまさしく昭和のそれです。
多分に、あえて鉄道が通っていた時代の痕跡を、残してあるのだと思いますが、そのまま昭和の資料になっているのがいいですね。

こういった古い施設や設備は、維持するのになかなか困難がつきまとうものですが、かつての鉄路が、地域に愛されていたことを伺わせますね。末永く、昭和の語り部として、残っていって欲しいものです。

峠を越えると

昨日の岩見沢出張時は、晴天でドライブ日和の1日でした。仕事でなければ。

途中、南富良野町の三の山峠では、大雪山の雪景色が見られました。もう秋と言うより、冬の雰囲気です。

しかし芦別岳は、まだそれほど積雪しておらず、秋の装いでした。

帰りは石勝樹海ロードを経由しましたが、いよいよ今週末の28日に日勝峠が開通するそうで、途中で聴いていたラジオでも、報じていました。

十勝と道央圏を繋ぐ、大動脈の復旧は、道内全体の経済活動に朗報ですね。
それにしても、よくぞこの短期間で復旧できたものだと思います。

個人的には、代替処置の恩恵も受けていたので、それがなくなるのはちょっぴり残念ですが、流通の復旧には代えられません。

農産物の流通は、まだふた月近く続くと思いますので、大動脈の復旧は、素直に喜ばしいことです。

雑草だけど

生粋事務所には、ごく小さな庭があります。

本来はちゃんとした芝で、きちんと手入れすれば、それなりに見栄えも良いとは思うのですが「ありのままがいい」という言い訳のもとに、ほとんど手を入れていません。

夏場はさすがに放っておくのが度を過ぎると、かなりの雑草繁殖地になってしまい、ご近所さんに迷惑をかけてしまうので、芝だけは刈っています。

秋になって、雑草も少し落ち着きましたが、そんな中、オレンジ色で自己主張する花が。

植物にはとんと疎いので、なんという植物なのか、まったくわかりませんが、よく見ると花弁が赤く、中心部が黄色いので、オレンジ色に見えることがわかります。

この数日の冷え込みで、花はもうすっかり閉じてしまいましたが、まだ元気なことから、なかなかに、いいアクセントになっているので、抜いたりせずにそのままにしています。

元の芝が、芝刈り機ではなく、刈り払い機で刈っているので、相当にボサボサなのは、見ないふりをしていただけると助かります。

寄生なのか共生なのか

とある現場で、1本のシラカバに目が行きました。

というかこれ、シラカバだよね…?シラカバって、こんな実がなりましたっけ…?(植物に疎いんです)

近寄ってよーく見ると、シラカバに蔓が巻き付いて、そいつが実を付けていたのです。

疎いんで、その場ではなんの蔓なのかわからず、帰宅後に調べてみると、どうやらヘクソカズラっぽい。
…それにしても酷い名前ですね。ヘクソカズラって。

折ったり傷つけたりすると、臭気を発することから名付けられたらしいですが、この時は近寄っただけなので、臭いませんでした。

でもこれ、寄生なんでしょうか、共生なんでしょうか?
シラカバにメリットあるのかなあ。臭気があるから、虫とか動物が近寄らないのでしょうか。いや、却ってハエとか来そうだし。

シラカバが迷惑がっているようには見えない、と…思う…ので、共生と言うことにしておきましょう。

接近遭遇

あちこちメディアで報道されていますが、今年は熊の目撃情報が多いようです。

てか、報道されるから、目撃してもこれまで通報しなかったものが、通報件数が増えたのでは、と、思っていましたが、熊界にもニュージェネレーションの波があるようで、最近の若い熊は、これまで以上にヒトを恐れなくなっているのだとか。

先日、熊撃ちのハンターさんと話す機会があったのですが、子連れの家族の場合、雄がわなにかかったり、仕留められるのを母熊が小熊に見せて、学習させるのだそうで。当然、仕留められるのはほぼ親父熊だそうで。母は強しとか、男ってやっぱり馬鹿、ってのは、人間だけではないようですね。

そんなことも災いしてか、十勝管内にある、某ダムの管理事務所には、先月までこんな張り紙が貼ってありました。

…確かに、自動ドアは、熊かヒトかの判別はできませんものね。

なお、現在は夏場で観光客等、人の出入りが多くなって少しにぎやかになっているぶん、熊が出没しなくなったので、この張り紙はなくなったそうです。
やっぱり熊の方が頭がいいのかもしれませんね。

ちなみに私自身は、これまで6回ほど遭遇しています。

これまでは、例外なくあちらさんの方が、逃げてくれていますが。

でも、今年はすでに2回も遭遇しています。こんな年は初めてです。

とうきび畑でつかまえて

9月に入りましたが、台風が去った影響か、今日は夏が戻ったかのような暑さでした。

私は本州住まいも長かったのですが、寝苦しい熱帯夜を思い出すと、夜には涼しくなる、北海道の気候はありがたいばかりです。

さて、やや強引に夏のイメージと言えば、私的にはこれ。青空ととうきび畑。

幼少の時代(そんな時代もあったのです)は、周りが畑や森で囲まれた、今にして思えば恵まれた環境だったのですが、当時の自分の背丈が、すっぽり埋まるほどの高さのとうきび畑は、いわば探検の場でもありました。

昨今では、生食用として、スーパーなどで販売されているとうきびは、収穫作業がしやすくなるとか、風で倒れてしまわないように、という理由で品種改良が行われ、どんどん背丈が低くなってきています。
低いものだと胸ぐらいの高さであったり、あまつさえは、地面ぎりぎりに実が付く品種もあるほどです。

そんなわけで、いまや当時のイメージに近いのは、家畜飼料用として栽培されているデントコーンでしょうか。

雲がもう、秋のそれに変わりつつあるのが、9月だなあと思ったり。