先日、取引先へ伺った時のこと。
なんだか担当さんがちょっと困った顔をされて「相談があるんですが」
いったい何かと話を聞いてみると、この会社で使っているハイエースのドアとガラスの間に、ラミネートした書類を落としてしまったとのこと。
あのう。生粋は自動車屋ではないんですが。(笑
いいところへ来たとばかり、声を掛けられた次第です。
まあ、自動車ドアの内張を外すくらいはわけないので引き受け、出張中だった、そのハイエースが帰社する日に再び伺いました。
ドアの内張は、ビス数本と、プラスチックのピンで停まっています。
ビスはもちろんドライバーで外しますが、ピンの方はうかつにこじると折れてしまったり、内張の方を痛めてしまったりします。
そこで「内張剥がし」という専用工具を持ち込みました。
これ、自分でカーオーディオやスピーカーを交換する人は、安いので大概持っている工具です。
かく言う私も2本持ってますが。
内張を外してみると、さすが最近の車らしいつくりにちょっと感心したり。
昔の車は、内張の下には、窓の開閉装置を整備するための大きな穴が開いていて、防水のために薄いビニールが張ってあるものでした。
しかし、これはちゃんとすべて塞がれ、その蓋もボルトでしっかり固定されています。
恐らくは、防音対策のためでしょうね。
件のラミネート書類は、幸いドア上部のガラスとの隙間に挟まっていたので、ほじくり出すことができたので、蓋は外さずに済みました。
車がまだ新しく、プラスチックピンが素直に外れてくれたので、傷つけないようゆっくりやっても20分ほどで作業完了。
喜んでもらえたので、幸いです。
…って、もういちど言いますが、生粋は自動車屋ではありませんから。(笑