明日から、自動車競技のアジア選手権である、ラリー北海道が始まります。
地震から一週間後であるだけに心配されましたが、無事開催されることになりました。
しかし中には、物流の滞りにより、車両や機材が到着せず、参戦を断念したチームや、地震被害の影響を鑑みて、参戦を見送ったチームもあると聞きます。
大きな被害が出た災害の後に、自動車競技などけしからん、という意見もあるでしょう。
もちろん、被災されている方々のことも忘れてはいけませんし、浮かれすぎたり、節電のことを忘れてもいけないことはわかっています。
しかし、ラリー北海道は今年で17年にもなる、十勝の伝統的かつ、日本国内では最大規模のラリー競技です。
国内各地をはじめ、海外からも多くの観戦者が訪れることから、大きな観光源にもなっています。
地域と一体になっている、こうした競技(もちろん自動車競技に限りません)やイベントは、あまり自粛してしまうと、ホテル業や飲食業など、観光収入を絶ってしまうことにもなりかねません。
被災地のことは心に留めつつも、ここはぜひとも来場者には、北海道らしさをたっぷり味わって欲しい。地震や停電の影響で、ご不便をかけたり、節電にご協力いただく場面もあるでしょう。しかしそれ以外は思い切り楽しんでいただきたいものです。
そしてぜひ「来年もまた来たい!」そう思ってもらえれば幸いです。