ありがたいことに、十勝は暖かい日が続いて、雪融けが進んでいます。
とは言え、大雪の影響は残っていて、まだまだ雪の嵩はあるのですが。
「啓蟄」は、暦の上では一週間ほど前に終わったことになっていますが、いよいよ活動開始しているようです。
風の強い日が増えてきたような気がするのもまた、十勝の春を実感させるものです。
昨日は、朝から急ぎの出張で出かけておりました。
芽室町内も、明け方前からの雨で冠水していた場所もありました。
そんな中、道東へ向かい、通行止めやら諸々ありましたが、無事作業を終えて釧路で一泊し、昼過ぎに戻ってきました。
既に青空が見え、陽も差していましたが、ところどころには冠水の跡も残っています。
これだけ暖気が入って、雨も降ったのだから、事務所前の雪融けも相当に進んでいるだろう、ひょっとすると道路もアスファルトが出ているかな、などと期待しながら事務所に戻りますと。

完全に裏切られました…。
アスファルトどころか、雨で中途半端に融けた雪が明け方の冷え込みで凍ったらしく、最悪の状況。
これ、雪に見えますが、ガチンガチンに凍っていて、金属スコップも刺さらないほどなのです。
そんなわけで、人力での除去は到底無理なので、しばらくはこのままにするしかなさそうです。(泣
今回の低気圧の影響で、昨日、十勝は一時孤立状態にありました。

釧路方面と北見方面はかろうじて通行できるものの、西側は日勝峠×、狩勝峠×、道東道×、ついでにその先の樹海峠×、かなやま湖畔×、南は天馬街道×、黄金道路×、北は三国峠×、石北峠×、さらに旭川紋別道×、北見峠×、ということで、道央方面へはまったく行けません。
どうしても、ということであれば、北見を経由して興部まで北上し、名寄へ出て南下するしかない、という、実に700km級の迂回路。
思えば一昨年夏の台風被害の折、たまたま旭川へ出かけており、帰りのルートがことごとく通行止め。仕方なく遠軽から留辺蘂へ抜ける、かなり遠回りで帰ってきたのを思い出します。
本日の18時現在では、日勝峠と天満街道以外は開通したようですが、まだしばらく混乱は続きそうです。

しかし今回も残念ながら、また犠牲者が出てしまったようです。
暴風雪は、ふだん通り慣れている道でも、遭遇すると本当に方向がわからなくなってしまいます。

4年前の道東での暴風雪の折、斜里に出張しておりました。
夕方までお客様のところで打合せをし、辞した時には薄日が射すくらいだったのですが。
同行した代理店の方と分かれて、コンビニでコーヒーを買っていた、ほんの5分ほどの間で状況は一変。
気付くと空は暗くなり、直後に凄まじい吹雪が襲ってきて、国道では自分も含めてみな、ハザードランプを点灯して徐行するしかない状況になってしまいました。
先行していた代理店の方から電話が入り、斜里からは網走へ向かう国道244号も、美幌へ向かう334号線も通行止めとのこと。

この日は北見で宿泊する予定だったのですが、これでは行くことができません。
この時は、道を知っていることもあり、内陸の広域農道を乗り継いで女満別へ抜けましたが、その際、農道の交差点がみな吹き溜まりになっていて、スタックすること2回。幸い通りかかった方に牽引していただき、事なきを得ましたが、一時は車中でのビバークも脳裏をかすめたのでした。
事前に気象情報を聞いていたこともあり、念のためにと車には防寒具とスコップ、非常食、寝袋を積んでいたので、さほど焦ることはありませんでしたが、あの急激な気象変化を思うと、近所だからちょっと買い物に、とか、家族を迎えに行くために軽装で出た場合は、本当に危険だと思います。
あれ以降、冬は車に防寒具や寝袋などを常時積んでおくようになりました。
女満別へ抜け、空港の脇まで来ると、そんな暴風雪があったのが嘘のようにやみ、なんと道路はアスファルトが出ていたので、驚いた記憶があります。
油断大敵。
まだ春までもうひと降りふた降りあってもおかしくありません。
どうか雪の女王様には、これ以上は勘弁していただけるよう、切にお願いしたいところです。