とある山中を抜けている最中のことです。
突如雪が降り始めました。
と言っても、もちろん冬のそれではなく。
ちょうど、気象条件が重なっていたのでしょう。
近隣の木々が、一斉に綿毛を付けた種子を飛ばし始めたのでした。
うまく写真が撮れませんでしたが、右下の木から、まさしくぶわあ、と、綿毛が散っていきます。
車を運転していると、それはまるで雪の中を走っているよう。
でも、ちょっと移動するとすぐにそれはやんでしまいました。帰宅後調べてみると、恐らくはドロノキの種の飛散なようです。やはりその場所だけの条件の重なりなのでしょうね。
日高山脈もなんだか水墨画のように、幻想的に霞んでいます。
ずっと雨が降らず乾燥しているので、塵埃などもあると思いますが、山々でもあの雪が降っているのかも知れませんね。