大樹町へ行って来ました。
ひさびさに、国道ではない道々を走っていますと、青い看板が目に付きました。
ああ、そう言えば大樹町で、バスの自動運転の実証実験が始まった、という記事が新聞に載っていたことを思い出しました。
これを見ると、新しい時代の技術が生まれつつあるのだなあ、と実感しますね。
人手不足の対策にもなるので、期待されているのでしょう。
新しい技術なので、マスコミが取り上げたくなるのもわかります。
しかし、個人的にはマスコミが持ち上げるように、そんなに簡単に実現するのだろうか、と思っています。
自動運転そのものを否定するのではありません。
しかし北海道は、なんと言っても冬の凍結路面や吹雪など、気象条件が厳しい面があります。そんな中で完全な自動運転が普及するのには、まだまだ開発に時間がかかるのではと思っています。
開発スピードそのものは、かなり早まるとは思うものの、信号や歩行者のない、高速道路は比較的早く自動運転が実現するかもしれませんが、一般道となるとどうでしょう。
先日もテレビで、まるですぐに自動運転全盛の時代が来る、そして運転など過去の遺物のようになる、事故を起こすから人間は車など運転してはいけない、という論調でしたが、果たしてそうでしょうか。
ヒトが車を運転するのは、苦痛ばかりではないと思うのです。
自分自身が車を運転するのが好きで、まったく苦にならないタイプなので、すべてが自動化されたとしても、自分自身で車を操る楽しさはなくならないし、そういったものは、残ると思っています。
もしも完全な自動運転が実用化したとしたら。
それは、現在で言う「自動車」とはまったく別の、鉄道や飛行機などと同じ「別の乗り物」であると、個人的には思っています。