パクチストの夢のひととき

 香菜の一種、パクチーが脚光を浴びて、ブームなどと言われたのも今や昔。

 既に市民権を得ている感すらありまして、パクチー好きを「パクチスト」と称するのも、最初に聞いた時は「何を馬鹿なネーミングを」と思ったものでしたが、この言葉すら普通になってしまいました。

 しかしブームであろうがなかろうが、好きなものは好きなのです。

 てことで、先日、友人有志によるパクチストの集いが開かれました。

 というのも、友人の中にパクチーを栽培されている農家さんがおり、その日取れたてのパクチーをどっさり提供してくださったのです。

 わたしは単にお相伴に預かっただけですが、それはもう、素晴らしい料理の数々でした。

 まずはパクチーご提供の夢想農園さんによる、パクチーたっぷりサラダ。
 取り立てのパクチーがふんだんに載っているので、香りが高く、イタリアの魚醤(名前を聞いたのですが忘れました)を使ったドレッシングが実に合います。

 続いては揚げ春巻き。これをキュウリとパクチーを一緒に、レタスに巻いていただきます。

 これも絶品の美味さで、何個も平らげてしまいました。

 メインはタイスキ。

 本場は鶏つくねだそうですが、これは豚バラにパクチーを巻く、オリジナル。
 野菜もたっぷり、鍋の中には鶏つくねも泳いでいて、これも素晴らしい美味さ。

 そして〆はカレー。チキンカレーですが、これにもパクチーたっぷり載せ。

 カレーとパクチーは、納豆に刻みネギレベルで合います。(笑

 いやあ、パクチー好きには夢のようなひとときでありました。
 美味さを表現できない、自分の語彙力の無さがただに残念でなりません。

 良き食材と、良き友人達に感謝です。