雪やこんこん

 ここ芽室でも、今朝から雪がちらついていますが、関東圏では時ならぬ大雪で大変なことになっているようですね。

 そういえばその昔、東京に行く用事があって、新千歳から最終便の飛行機で羽田へ向かうことになったのですが、新千歳が猛吹雪。出発が危ぶまれましたが、なんとか飛ぶことにはなりました。
 しかし、機体に着いた雪を落とす作業に時間がかかり、出発が40分ほど遅れ、さらにダイヤが乱れた羽田空港でも時間を食って、1時間近く遅れての到着になったのです。

 羽田に着くと、空港内はごった返していました。どうも到着が遅れたことにより、モノレールも京急も終電が出てしまい(会社が違うとは言え、飛行機の遅れに対応しての臨時便とか運行しないのですね)、リムジンバスかタクシーでしか都内へ行けないもよう。
 
 私は友人が車で迎えに来てくれていたので、なんと言うこともなかったのですが、航空会社のカウンターに食ってかかる乗客の列を見て、機材トラブルならともかく、遅れたとは言え飛んだのだし、天候不順で航空会社に文句を言うのは筋違いではなかろうか、と思ったのを覚えています。

 「トラベル」という単語の語源は「トラブル」に起因する、という話を(真偽はともかくとして)聞いたことがありますが、旅をすることは、予定通りにならない、ことが前提ではないのかなあ、などと、東京の喧噪を伝えるテレビを見ていて思ったりしたのでした。