大接近

 昨日は青空の話題だったから、というわけではないのですが、今日は星のお話しで、火星が大接近しているそうです。

 その距離、実に5,759万キロメートル。…どこが大接近なのか、と思ってしまう距離ですが、それでも6,000万キロメートルを割るのは、2003年以来15年ぶりなのだとか。

 なので、事務所の外に出て、南東の方向を見上げますと。


 街路灯のそばでも、それとわかる、ひときわ明るく輝く星が。


 ズームレンズで寄ってみると、月か!というほどの明るさ。

 これでは面白くも何ともないので、露出を調整すると、遠いながらもなんとなくそれらく見えるものが撮れました。

 これ見てると、なんとなく初代ウルトラマンのテーマ曲が脳内ループします。
 M78星雲ではないことはわかっていますが。(笑

 日中はうだるような暑さでしたので、ちょっとした夕涼みになりましたね。
 明日も暑さは続くようですので、どうぞみなさん、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

北見の青空

 昨日はちょっとしたイベントに参加のため、実にひさしぶりに北見へ赴きました。

 訪れたのは、スキー場やゴルフ場で有名な、ノーザンアークリゾート。

 芽室を出発した早朝は、どんより天気出霧雨気味だったのですが、北見は夏らしい青空が広がっていました。

 いや夏らしいどころではなく、見事に夏。(笑

 あまりの暑さに、本当はリゾート内の温泉で、汗を流したかったのですが、ここで温泉に浸かってしまうともう帰り路が嫌になりそうだったので、ぐっとがまんして帰途へ就きました。
 ところが直後に発覚した、まさかの車エアコン故障。熱風しか出てきません。いったいなんの罰ゲームなんでしょ。悪いことは(たぶん)していないのですが。(泣
仕方ないので窓全開走行で、思わずコンビニで「ガリガリ君」にかじりつきました。

 しかしさすがは?十勝。
 芽登のあたりからはこの空模様。

 気温も一挙に10℃ほど下がった23℃でした。

 涼しいのはさて、夏らしさでは、北見の勝ちだし、どちらが良いのか、難しいところです。

十勝の夏風景

 今日は予報では曇りでしたが、午前中から陽が差すと、あっという間に気温上昇。

 そんな中、音更の農地を通ると、あちこちで麦刈りのコンバインが、盛んに稼働しています。

 こんな超大型のコンバインが、ごくふつうに見られるのは、十勝ならではですね。

 近くの牧草も刈り取りが終わり、ロールになっています。

 これを見ると、ああ夏だなあと、しみじみ思います。

夏になると落ちるもの

 先日までの寒気はなんだったのかと思えるほど、一挙に夏が来たかんじがします。
 ストーブが恋しくなるような、寒さに比べれば、夏はやはり暑い方がいいと思いますので、この暑さも楽しむようにしています。

 さて、こんなふうに暑くなると、事務所ではあちこちで、落ちるものが。

 両面テープで留めている、フックやハンガーの類いが、暑さで接着面が柔らかくなり、剥がれ落ちてしまうようです。

 さらには、ガレージ内の壁面に、突っ張りポールを利用してフックを掛けるための網を設置しているのですが、この突っ張りポールも暑いと落ちます。

 多分に、接地面の樹脂が、柔らかくなって、スプリングの圧力に耐えられなくなるからではと想像していますが、まあ頻繁に落ちるわけではないので、夏の風物詩と思って、特に対策はしていません。

 これがツキとか、金運が落ちるのなら、必死になって対策しますが。(笑

そして自然に還る

 先日、とある林を歩いていますと。

 なにか骨が落ちていました。
 大きさからして、鹿(の子供?)のようですね。

 すぐ近くには、背骨もありました。黒い塊は脂肪の残りでしょうか。

 探してみると、さらに離れたところには、頭骨も。

 場所的に、熊が出てもおかしくはない場所でしたが、恐らくは病気か何かで倒れたのではないかなあと、想像しています。

 まさに、自然に還っていくさまは、なかなかに感動的でありました。

夏の夜空に

 夏と言えば、やはりこれです。

 土曜日のことですが、鹿追町で行われている、花火大会を観に行ってきました。
 
 初めて行きましたが、人出はかなりあったものの、会場が思いの外広く、かなりゆったりしています。

 芝生の公園なので、テントを持ち込んでいる、地元の方らしき方もいました。
 なるほど、明るいうちにテントを張って、くつろいで待つのも良さそうですね。

 私は会場の後方にいたので、低い花火は木々越しのものもありましたが、さほど障害になるものもなく、ゆっくり楽しむことができました。

 会場内には、出店もたくさんあって、夕食はここで楽しみました。これも魅力ですね。

 ただひとつ残念だったのは、この出店で買った食べ物の空き容器は、一切引き取ってくれず、ビニール袋を渡されて持ち帰らねばならなかったことです。

 持ち込みゴミならば、持ち帰るのは当然と思いますので、会場内にゴミ箱がないことは理解できますが、販売したものの容器すら持って帰れ、と言うのは商売としていささかどうなのかと思ってしまいます。
 持ち帰りのアナウンスもありましたので、私が買った店だけではなく、全体にそういう対応のようですが、これは私のように他町村から来た客に、その地でのゴミ処理を押しつけている、という解釈にもなるので、改善して欲しいものです。
 

 花火は三部構成でしたが、あいにく二部の後半から雨が降り始めてしまったので、雨具を持ってきていなかったこともあり、早々に会場を後にすることになってしまいました。

 花火大会って、始まるとなぜか雨が降る確率が高いように思うのですが、気のせいでしょうか。
 花火の硝煙と衝撃が、雲を刺激するのではなかろうか、などと馬鹿な想像をしてしまいます。(何の根拠もない話です、念のため(笑))

重金属音楽

 友人が出演するというので、人生初のヘビーメタルライブに行ってきました。

 帯広市内のライブハウスに赴くと、他のバンドが既に演奏中で、建物越しにズンズン重低音が響くドアを開けて中に入ります。

 友人に前売りチケットの取り置きを頼んでおいたので、受付でその旨を告げると、チケットと共に、これを渡されました。

 これがふつうのヘビメタライブでの備品なのかと思いきや、そんなわけはなく、ふだんこの系統の音楽を聴かない私を気遣って、友人が用意してくれて、受付嬢に言付けていてくれたのでした。

 いやしかし、耳栓してライブ聴くのはさすがに失礼ですよね。なのでしませんでしたが。


 ライブは、テレビで見たりする、ヘビメタライブそのままで(当たり前ですが)、ど迫力。

 数組のバンドが出演していましたが、この手の音楽をふだん聴かないとは言うものの、音楽そのものは好きなので、贔屓目ではなく、友人のバンドはなかなかに演奏も巧く、盛り上がりもいちばんだったように思います。

 たまにこういうのも楽しいものですね。

 ただ、帰宅してからも耳鳴りがしていましたが。(笑

見守り

 帯広市の豊西神社脇に、不思議なオブジェが建っています。

 タイヤを組み合わせて作られているこれは、なんだか宇宙人のような、ちょっとユーモラスな表情。

 ずいぶんと昔からあるのは知ってはいましたが、後ろを見ると建立年が書かれており、なんと36年前の昭和57年。

 よーく見ると、タイヤは懐かしいバイアスタイヤで、ホイールキャップには「COLT」の文字が。1960年代に販売されていた、三菱のコルト1000のものでしょうね。(マニアックですみません)

 36年間。そしてこれからも。このオブジェはこの交差点で、交通の安全を見守り続けるのでしょう。

空知川の岸辺

 赤平市に「独歩苑」という公園があります。

 明治28年に作家・国木田独歩がこの地を訪れ、それを明治35年にエッセイとして発表したことを、記念したようです。


 苑内はそれほど広くはなく、訪れた時は、人通りも閑散としていました。この後に、地元らしいちいさなお子さんを連れのご家族がひと組来たのみです。


 石碑はありますが、所以については、何も記されたものはありません。
 これだと由来がまったくわからないのでは、と余計な心配をしてしまいますが。

 「空知川の岸辺」を読んだのは、20代半ばの頃、ちょっとだけ明治文学をかじっていた時期がありまして、独歩苑を知ってから、国木田独歩に興味を持って、何冊か読みました。
 独歩の小説は、かなり細かな情景描写がされていることから、明治時代を感じることができて、新鮮な思いがありました。

 いい時代なもので、現在では独歩の作品はKindleを使えば、主要な作品は無料で読むことができます。電子図書はあまり好きではない世代ですが、このあたりは便利だなあと、都合勝手に使っています。

 今では国道沿いから、ありふれた景色として見える空知川ですが、独歩が訪れた時代は、札幌から汽車で歌志内まで行き、さらにそこから案内人を伴って、徒歩で山越えをして訪れ、深い森の雄大な自然に感動したことが描かれています。

 もしも今、独歩が現代の風景を見たら、どう書くでしょうか。