昨日パソコンの話を書いたことで、思い出したこと。
パソコンを業務で使うようになったのは、恐らくは平成になった頃。
当時勤めていた会社にあったそれは、実質大きなワープロでした。(このへんを詳しく書くと長くなるので割愛)
その後、北海道に来てから勤めた先には、当初98シリーズがあり、その後出たばかりのWindows3.1が導入されて、今では至極当たり前になった、マウスに触れた時にかなり驚いた記憶があります。
20世紀もそろそろ終わりが見えた頃、遊び仲間で自営業をしている先輩が、仕事にも使うからとパソコンを新調し、1GBのハードディスクを入れたと聞いて、仲間内で「いったいそんな容量何に使うんだ?!」と話題になったものです。
何しろ当時はインターネットや動画はおろか、デジカメすらもない時代。
HDDの容量はまだまだMBが当たり前だったのです。
しかしそれが数年もしないうちに、あれよあれよと容量が増え、初めて個人用として買ったノートPCは、販売店の特注モデルで6.4GBのHDDが10GBに増強されているのが特長でした。
買った当初、先輩から「それだけありゃ、数年は持つな」と言われたそのHDDですが、ちょうどデジカメの普及と時期が重なり、数年どころか、たった1年で外付けHDDを増強したのも懐かしい思い出です。
さらにその2、3年後には、「GB」という単語は既にHDDではなく、「クロックスピード」のことになっていました。
当時、パソコンを始めたまわりの人々は、みなキーボード操作に慣れずに、泣きながらタイピングソフトで練習したものですよね。
「(当時の)子供達が大人になる頃には、キーボードなんてなくなる」
「その頃には、音声入力の時代だ」
などと言う声もありましたが、私は「いや、今の子供達は生まれた時からPCに触れることになるから、キーボード操作など、なんの苦もなくできるよ」と言っていました。
が。
まさか、そこからさらに時代が進んで、スマホの時代になり、若い人間がキーボード操作ができない時代が来るとは。
たぶん、今の若い人には「ソフト」という用語も通用しないのではないでしょうか。
いつから「ソフト」ではなく「アプリ」と呼ばれるようになったのでしょう。まあたぶんスマホが普及した頃だと思いますが。
でもですね。その時代の変化を見られたことは、ある意味幸運ではとも思うのです。