ありがたいことに、十勝は暖かい日が続いて、雪融けが進んでいます。
とは言え、大雪の影響は残っていて、まだまだ雪の嵩はあるのですが。
「啓蟄」は、暦の上では一週間ほど前に終わったことになっていますが、いよいよ活動開始しているようです。
風の強い日が増えてきたような気がするのもまた、十勝の春を実感させるものです。
昨日は写真展を見に、札幌まで行ってきました。

朝、早めに出たこともあり、峠は雪でした。

知人でもある写真家の箕浦伸雄さんが、長崎での日常を切り撮っておられます。


同時に、ギタリストの金森浩太さんのミニライヴも行われ、涼やかで優しい音色に癒やされてきました。

*壊れかけのタブレットで撮りましたので、画像の荒さはご容赦を。
まさか会場の撮影がOKとはつゆ知らず、こんなことならせめてコンデジを持ち込むべきだった、と後悔しても後の祭りですが。
ご本人曰く「猫を狙って撮っているのではなく、猫に見られている確率が非常に高い」とのこと。
明後日(28日)まで、大通りの富士フイルムフォトサロンで行われておりますので、お時間のある方は、ぜひ行ってみてください。
こんな遅くに告知しても、と、叱られそうですが、気は心で。
なお、5月には十勝でも開催を予定されているそうです。
昨日からの続き、というかおまけ話なのですが。(笑
苫小牧でフェリーを降りると、さすが北海道。晴天でそれほど冷え込みは厳しい感じではありませんでしたが、停めておいた車の窓が凍っていて、発進できません。

ここまで天気が良いならと、海沿いをえりも廻りで十勝へ帰ることにしました。
この日は日高山脈も綺麗に見えていたのも幸い。馬産地故に、牧場の風景も多く、心和みます。

これだけ山がきれいだと、天馬街道を通ればさぞかし良く見えそうですが、先日の大雨で雪崩が発生し、通行止めが続いているそうで、開通時期も未定とか。
なので、黄金道路をのんびり走ります。
ひだか側の海は、深い紺色の海面に日光がきらきらと反射して、本当にきれいでした。

ぽかぽかと春の陽気で暖かく、もちろんアスファルトが出ているのはもとより、残雪もほとんど見かけなかったのですが、トンネルを抜けて広尾側へ出たとたん。

路面にこそないものの、路肩にはたっぷりと残雪が。
十勝側は大雪があったのも確かですが、えりも岬の西と東で、こんなにも違うのかと驚きました。
そして海の色も一変します。

濃い紺色だった海は、こちら側では鮮やかなグリーンになっていました。
水深や潮流の関係なのでしょうね。同じ太平洋なのに、こんなにも表情が違うことに驚きです。
なんどもこのあたりの海を眺めていますが、初めて気付いたことでした。
自然って不思議です。
北海道へ帰る日は、少し時間に余裕があったので、フェリーターミナルのある八戸まで、海沿いを北上することにしました。
震災直後に本当にわずかながら、復興のお手伝いに現地入りしたこともあり、どの程度復興しているのか、見たい気持ちとあの惨状を思い出すので、避けたい気持ちとで揺れましたが、あれから7年。自分の目で見た方が良いだろうと、車を向けました。
盛岡からいちばん近い海である宮古は、子供の頃、海水浴場の定番として、慣れ親しんでいたものです。
歳月による変化と震災の復興によって、街の姿は自分の記憶からはすっかり離れたものになっていましたが、見る限りでは、それなりに復興も進んでいるようで、港には立派な道の駅も建設されて、平日でしたがそこそこに賑わいを見せていました。

そして北海道にも嬉しいニュースとしては、今年6月から新たに室蘭~宮古間のフェリー航路が開設されます。

この道の駅の対岸にある、藤原埠頭という場所がフェリーターミナルとなるそうで、現在ターミナルビルの建設が急ピッチで進められていると、地元紙で報道されていました。

航路開設の大きな要因としては、首都圏への物流増強のため、そしてトラックドライバーの休憩時間確保の必要から、航海時間が10時間となる、室蘭~宮古間が選定されたそうです。
復興の一翼として、岩手県沿岸へのフェリー就航が歓迎されるのはもちろん、北海道側もせっかく巨額の費用を投入して新築した、室蘭港ターミナルビルが、2008年の東日本フェリーの破綻により、使用されないままになって約10年。ついに定期航路が復活して、室蘭の街に賑わいが戻ることは喜ばしいことです。
本州から離れている北海道の物流には、大きな輸送力を持つ船舶が有効ではないかと、個人的には常々思っていたので、室蘭航路の復活は、航路の選択肢が増えることもメリットですね。
とは言え、当面一日一便のみであること、使用船舶が苫小牧~八戸で老朽化した古い船を使用すること、十勝からだと室蘭がやや遠いこと、若干運賃が高いことから実際に使うかどうかは、個人的にちょっと微妙な部分ではありますが。
しかし、これを弾みにかつての航路が再開されることを、願わずにおれません。
現在は苫小牧西、東の両港、小樽、函館、の4港で、通算8航路しか残っていませんが、かつては釧路や広尾航路など、13~14航路もあった時代も存在したのです。
昨今問題になっている、物流現場の輸送力増強や労働環境改善にもひと役立てるのでは、と思うのは私だけでしょうか。
もちろん、巨額の船舶建造費用や港の整備費用などから、一企業の力だけではなく、自治体、ひいては国の力も必要であることは明白ですが、北海道の物流を確保する意味からも、鉄道と船舶輸送を組み合わせるなどの、思い切った対策が必要ではないか、…と言うのは、まあ戯れ言なんですが。(笑)
ちなみに、宮古のフェリーターミナルそばには、浄土ヶ浜という景勝地があります。

ご覧のように美しい海で、さっぱ舟と呼ばれる、小型の舟だけで行ける、洞窟などもある観光地で、今回は余裕がなくて行けませんでしたが、機会あればぜひまた訪れてみたいものです。

先週末からお休みをいただいたのは、帰省のためでした。
帰省先は、岩手県の盛岡市です。
親がついに介護を検討する年齢になってしまい、申請のためでした。
身体の方はまだ元気で、80半ばを過ぎているというのに、医者にも通わず、常用薬もないのは幸いですが、さすがに認知の傾向が出始めています。
そういうわけで、のんびりとした帰省とは行かず、わりとどたばたはしていたのですが、時間の合間に少し散策もしています。

1735年頃、京都から来たものとされており、歴史の古い、盛岡ならではのものです。
これは子供の頃、見に行った記憶があり、実に40数年ぶりの再来でした。
そしてリゾートで有名な八幡平へは、これを見に行ってきました。
昭和のボンネットバスで、1968年式のもの。積雪地で走るため、四輪駆動になっており、そのため実はトラックのシャシーにバスのボディを載せた、きわめて珍しい個体です。
現在でもなお現役で、ここ八幡平リゾートから松川温泉への定期運行をしています。
松川温泉は標高が高く、高低差が激しいことと、道が細いことから現在の大型バスでは冬期は運行が難しいため、積雪期のみ土日限定で運行されています。
本当は実際に乗って松川温泉へ行きたいところでしたが、さすがにそこまでの時間はなく、眺めたのみ。
この山をいつも間近に見て育ったためでしょう。今に至るまで、山が見えない都会に住むのは落ち着きません。
ただ、この写真は詩人、石川啄木の故郷渋民村(現盛岡市渋民)方向から望んでいますが、個人的にはやはりこちら。

盛岡市方向から望む、このかたちこそが岩手山、と、刷り込まれています。
子供の頃は、ただの田舎としか思っていなかった盛岡市ですが、今となれば歴史の古さから趣もあり、自然豊かないい土地で育ったのだなあ、と実感します。
ふるさとの山はありがたきかな
昨日のブログで、広尾に行ったことを書きましたが、広尾と言えば黄金道路の入り口に、東広尾川を渡る「広尾橋」と言う橋が架かっています。

なんどかこの橋を渡ったのですが、不思議に思っていたのがこの欄干にある、支柱らしきものと、ワイヤーの装備。

最初はてっきり、冬の間に防雪策を付けるための支柱かな、と思っていたのですが、真冬に通ってもそれらしいものが付いた様子はありませんでした。
と言って、橋からのゴミ等の落下防止や鳥避けにしては、あまりにも隙間が大きすぎて意味がありません。

これがいったいなんの装備なのか。
謎が残ったままになり、眠れぬ夜が続きそうです。
寝ますけど。
今日の日中は、ずいぶんと暖かで、ひと足早い春らしさを感じた1日でしたね。
てことで、今日の現場は広尾だったので、お昼休みを以前にも紹介した、旧広尾駅で過ごしました。

先日、新聞報道されていましたが、この駅舎も今年ついに解体となることが決まったそうです。

老朽化が進み、雨漏り等も起きていて、これ以上補修費を捻出できないことが理由とのこと。
残念ですが、維持費を自治体に負担せよというのは、確かに酷でしょう。
ガラスの採光窓の造りなどは、まさに昭和を感じさせるデザインでした。

広尾の現場も今日が最後だったので、ここへ来るのも今日が最後かも知れません。

またひとつ、昭和の遺構が消えてしまいますが、これも時代の流れなのでしょう。
あの震災から、早くも7年が過ぎました。
年と共に、記憶が薄れてしまうのですが、何年経っても、忘れられない、忘れてはならない出来事ですね。
この週末も、道東の一部で避難指示が出る状況となりました。
震災以降、防災意識も高まって、いろいろと備えられている方も多いと思います。
防災用品はいろいろありますが、個人的にお勧めなのがシュラフ。
登山用品店で選んでいたのも今は昔。今では夏になれば、ホームセンターで安価に求めることも可能です。
アウトドア系の趣味が長いので、気付くとシュラフがいくつも手元にありますが、いざ、と言う時にも使えるものなので、捨てたりせずに取っておいています。
これはもう30年以上も昔に購入したスリーシーズン(春~秋用)のもの。

(広げると写りきらないので、畳んでいます。)
当時はオートバイでのキャンプツーリングに使う目的だったので、多少濡れても大丈夫なことと、安かったことから化繊のものにしました。
さすがに今はキャンプには使っていませんが、屋内というか、風さえ防げれば、今でもこれに潜り込むと毛布より暖かく、冬でもエンジンを切った車内で、昼寝くらいなら余裕で可能です。
現在のメインはこちら。

左側のがそうで、右のが先の30年もの。
これももう10年近く使っていますが、こちらはダウンなので、同じメーカーの製品ながら、収納時のコンパクトさがこれほど違います。
こんなのも持っています。

これも30年ほど昔のものですが、当時はマイナス30℃まで耐えられるという触れ込みの、厳冬用シュラフです。昔はこれで、陸別の「しばれフェスティバル」に参加したりしていました。
あくまで趣味で購入したものなので、一般的にはここまでのものは必要ないと思いますが、こういうのも実用性は高いです。
これは封筒型のシュラフ。

厚手の毛布を2枚重ねて、ファスナーで止めるようなイメージのものです。
寝る感覚が布団のそれに近いので、かなり快適で、夏のキャンプはもっぱらこれです。
安いものをひとつ備えて、車のトランクに放り込んでおけば、立派な防災グッズになります。昨今は、暴風雪で立ち往生、ということも十分に起こり得ますので、これがあれば、車のエンジンを切っていても、比較的過ごしやすいですね。
私の場合は、趣味のアウトドア用品がそのまま防災用品になっていますが、何が起こるかわからなくなった昨今、一式揃えておいても損はないと思います。