道東自動車道を、十勝へ向けて走っていた時のことです。
その時は、いつも好きなラジオ番組を聴く時間帯でした。
占冠手前の、連続するトンネル内に入ると、突然スピーカーからは、それまで聴いていたラジオ番組ではなく、「こちらはネクスコです。この先で故障車が停止していますので、速度を落とし、注意して通行してください」というアナウンスが流れました。
果たしてそのトンネルの出口付近の待避所には、2台の乗用車と、対向車線側には警察車両が停止していたのです。
高速道路のトンネル内は、ラジオの受信装置が設けられていて、通常はラジオ局の放送を流して、緊急時には危険を知らせる放送を流すことがあることは、知識として知ってはいました。
実のところ、トンネル手前の電光掲示板には、既に「この先事故車あり」の表示が出ていたので、さほど驚きはしませんでしたが、実際に緊急放送を聴いたのは初めてでした。
ふだんから、わりとラジオが好きで聴いているほうですが、時間帯によっては、ラジオではなく、音楽を聴きながら走っている時もあります。しかし、こういった場面では、ラジオはやはり有効だなと感じたひとときでした。