今日は夕張へ出張しておりました。
夕張の清水沢から、三笠市の桂沢湖を結ぶ、国道452号線沿いに、鉄道車両が置いてあるのは以前から見かけていました。特に鉄分は濃くないので、これまでスルーしていましたが、今日は少しだけ時間があったので、車を停めて見てみました。
これまで知らなかったのですが、案内看板によると、どうやら南大夕張駅の跡地で、古い客車は、地元の保存会の手で維持されているようです。
再現されたとおぼしき乗車定員の表記は、夏と冬で人数が変わります。恐らくは、ダルマストーブを置くためでしょう。
鉄道車両には詳しくないので、いつ頃のものかわかりませんが、木の扉と、リベット跡が残る車両外板が、かなりの古さを物語っています。そう言えば、子供の頃には、こんな車両がまだ走っていました。もちろん自動ドアなどないので、夏などは走行中でもドアを開け放して、風を入れていたものです。現在では安全面から、間違っても許されないことですね。
驚いたことに、一部は車内も開放されて、見学できるようになっていました。
木の背もたれが、なんとも昭和を思い出させます。
個人的には、松本零士の名作「銀河鉄道999」を思い出すのですが。(笑
もしかすると、深夜には、夜空へ向けて飛び立っているのかも知れません。
鉄道マニアの方には人気と見えて、平日にもかかわらず、レンタカーや本州ナンバーの観光客が、見学に訪れていました。
同じ敷地には、バスも保存、展示されていました。この形もなんとも懐かしいものです。
個人的にはこのバスにかなり興味しんしんですが、その話を書くと、とめどなくなるので、ここまでにします。(笑
そこにはかつて駅があり、たくさんの人々の賑やかな営みがあったことや、往年の夕張の盛況ぶりを、この昭和の時代にタイムスリップしたかのような貴重な資料たちが、今後も伝えていって欲しいですね。