昨日、出かけた折に小腹が空いて、ちょうど近くにあったスーパーへ入りました。
お弁当までは要らないし、と、パンのコーナーを見るとこれが。
で、少し前見たテレビで特集していた、日本の食品廃棄の話を思い出しました。
曰く、賞味期限は、1990年代に小売業界が始めた慣習で、製造から、メーカーが定めた期限に1/3ルールというものがあり、例えば賞味期限が3ヶ月の製品があったとすると、1/3のひと月以内に小売店まで納品、さらに1/3のひと月が販売期間となるため、賞味期限が残りひと月あっても、販売されずに廃棄される食品が多いのだそうです。
商品や店舗運営会社によっても変わるとは思いますが、実際に賞味期限が何ヶ月も残っているにもかかわらず、廃棄される実情を伝えていました。
より良い製品をユーザーに届けたい、という店舗側の心理も理解できますが、もしかすると、これって消費者側も、自身でその食品が食べられるのかを、販売店や製造メーカーに委ねているのでは、それが現代は少し行きすぎているのではないか、という印象でした。
私が子供の頃は(昔だったので)、賞味期限そのものがなく、親には「ひと口食べてみておかしかったら、食べるのをやめろ」と教えられたものです。
まあ、昔は販売されている食品だけではなく、自分の家の庭で育てた野菜とか、山で採れた山菜とかも食べていたので、それが当たり前の感覚だったのでしょう。
まったくの個人的な見解ですが、そもそもこの賞味期限は、メーカーがかなり余裕を持って設定しているので、賞味期限切れ=すぐに食べられない、というわけではないようです。なので、個人的には自己責任で、あまり気にしていないのですが。
販売店や、食品メーカーの責任をないがしろにするわけではありませんが、この傾向が行きすぎると、我々食べる側が、その食品の食べられるか否かの判断ができなくなってしまうかも、などと、ちょっと思ってしまいました。
まあ、昨日の場合はまさに今すぐ食べるので、お安くご奉仕していただきました。
まさにラッキーだったので、こういう販売は大歓迎なのですが。(笑