昭和の残り香

今日は現場仕事で、広尾へ行って来ました。


昼休みを、旧広尾駅である、鉄道記念館の駐車場で過ごしたのですが、廃線になった駅の跡は、大概痕跡を消されてしまうことが多いのに対し、ここは記念館というだけあって、ずいぶんと鉄路のにおいのようなものが残っています。


記念館裏手の駐車場は、元は線路があった場所と思われます。ホームの雰囲気がそのままです。


駅舎内は、資料館になっていました。


現在はバスターミナルとなっているようで、もとの切符売り場と思われる場所が、そのまま利用されているようです。


駐車場への出入り口は、改札がそのまま残されていました。
時刻表と大時計は、昭和を感じさせる、懐かしいものです。


煙突式ストーブもいい雰囲気を出しています。


トイレ横の改札らしき場所の上には、当時の時刻表が、そのまま残されていました。

私は、いわゆる鉄分濃度が高いひとではないので、残されている設備については、よくわからないものも多いのですが、この空間はまさしく昭和のそれです。
多分に、あえて鉄道が通っていた時代の痕跡を、残してあるのだと思いますが、そのまま昭和の資料になっているのがいいですね。

こういった古い施設や設備は、維持するのになかなか困難がつきまとうものですが、かつての鉄路が、地域に愛されていたことを伺わせますね。末永く、昭和の語り部として、残っていって欲しいものです。