収穫した豆を積み上げて、自然乾燥させる「ニオ積み」。
北海道内では、富良野の一部地域にしか残っていない、と、聞いていたのですが、意外や十勝の音更町あたりでも、まだ目にします。
「ニオ」の語源はあまりはっきりしていないようで、漢字では「鳰」と書くことから、水鳥のカイツブリの巣に似ているため、この名がついた、という説もあるようです。
人手で行うために、手間がかかることから、近年ではめっきり減っているのですが、品質を高めるためにまだ行われているようです。
農業は、いかに効率良く、均一なものを作るかが勝負どころなので、懐古趣味でこれこそがいい、とは言いませんが、風物詩としても残っていて欲しい風景ですね。
…などと言うのは、見ているだけの外野だからだろう!と、農家さんには怒られてしまいそうですが。
これも北海道らしい、秋の風景だと思います。