白鳥の畑

 上士幌町の国道を走っていますと。

 なんか畑に白いものがちらほら。

 雪…なわけはないよなあ、と、車を停めて見てみると、白鳥の大群でした。まるでコロニー。

 見るからに、酪農家さんのデントコーン畑なのですが、食べるものなどあるのか、と思っていたら、聞いた話では、残ったデントコーンの根に付く、菌類を求めているのだとか。

 それにしても、集まっているのはここだけで、ちょっと北へ視線を向けると、まったくいません。

 なぜここにだけ集まるのか、どうやってその情報を共有しているのか謎ですが、野生の情報力、あなどれませんね。

 それにしても、もうすぐ北へ帰ると思いますが、これから何千㎞もの旅をしてなお、帰りたいほど、夏のシベリアっていいところなのでしょうか。
 まあたまに留鳥と言う、帰るのを諦めて残る個体もいますが。
 でもそんなにいいところならば、行ってみたいものですね。自力でなければ。(笑

 

ピウカの春

 お昼までは晴天だった今日の芽室。

 そういえば、今年はまだ福寿草を見ていないなあ、と、近くのピウカ緑地を歩いてみました。

 昨年は4月始めでもまだ残雪があったのに、今年はもうこの状態です。

 しかし、昨年はあんなにたくさんあった福寿草が見当たりません。

 探してみると、少しだけ咲いているのが見つかりました。

 昨年と大違いですね。まだ3月なので早いのか。いや、もしかするともう雪のある時に、もう咲いてしまったのかも知れませんね。
 気付けば、フキノトウも見かけません。

 足下を見ると、エゾリスが食べたのでしょうか。空のクルミの実が。

 午後遅くからは、また雪が降ってしまいましたが、ピウカの春も間違いなく早そうです。

春の足

 週末はまるで4月のような陽気で、夜間の峠越えさえしなければ、夏タイヤでも走れるのではなかろうかと、錯覚しそうな暖かさ。

 なのでこの機に乗じて、春からの足である、原付を覚醒させました。

 とは言っても、今年の夏で車齢28年になるご老体。
 まずは健康チェックをしてからでないと、重労働はさせられません。危なくて。

 というわけで、プラグ交換、エアクリーナーの清掃、各部の給脂と動作チェック。
 4ヶ月ぶりに目を覚ましました。

 あまりに暖かいので、近所を試走してみましたが、なかなかの調子です。

 もっとも、この後ブレーキのオーバーホールが控えています。
 既に部品を発注しましたので、時間を見て作業ですね。

 いずれにしても、小回りが利くのでこれからの時期、活躍するのです。

 …と思ったら、今朝はこの景色…。

 まあ、日中の暖気ですぐ融けましたが。
 そうです。いざという時(どんなときだ)すぐ出動できるようにしておくことが、大事なのです。(笑

8年

 あちこちでテレビの特番が組まれたり、各媒体で報道されているように、今日であの日から8年が経ちました。

 この8年が「もう」なのか「まだ」なのかは、人それぞれと思いますが、震災後に生まれたこどもたちが、物心つく年齢に達していることを考えると、今後はいかに風化させないかが鍵になってくると思います。

 盛岡生まれの自分にとって、宮古とその周辺は、最もなじみ深い海でした。
 幼い頃は、夏になると山田線や親の車で海水浴に行ったものです。

 震災直後の5月に、ほんの少しだけお手伝いに現地に入りましたが、そこにはかつて見慣れた海は、もうありませんでした。

 近くの港に、被災を免れた漁船は停泊していましたが、漁ができる状態ではありません。

 誰が置いたものか、ぬいぐるみが少しだけ心を癒やすものでした。

 そして1年3ヶ月後の盆に訪れてみると。
 運行が停止された線路は、植物に覆われ始めていました。

 けれども、海には牡蠣棚が復活しており、なによりほっとする風景でした。

 しかし、これが福島になると、その状況は異なります。
 これは、昨年末に双葉地区を通過した時のものです。

 一見、普通の国道に見えますが。

 両側の建物には未だバリケードが張られ、住民でさえも自由に入ることはできません。

 個人的には、震災直後から取り残されている、このオートバイが気になっていましたが。

 草に覆われ、それはまだそこにありました。
 未だに付けられたままのナンバープレートは、東京のものなので、走っている最中に震災に遭ったものか、ライダーは無事逃げおおせたのか、とても気になっています。

 そんなことから、個人的には「まだ」と感じる8年です。

昭和のぬくもり

 先日、仕事でとある宿に泊まったのですが。

 しっかりした暖房はありましたが、それでも寒ければ、という心遣いでしょう。
 こんなものが部屋に備え付けてありました。

 オイルヒーターでもファンヒーターでもポータブルストーブでもなく、まごうかたなき「電気ストーブ」です。

 この懐かしいかたち、特にスイッチの形状などは昭和そのもので、たまりません。

 どうやら日立製のようでしたが、部屋はそこそこに暖かだったので、暖房としては使いませんでした。

 でも、実際点くのか(備えてあるのだから、点くだろうとは思ったものの)試しにコンセントを差して、スイッチを入れてみたり。

 もちろん、ちゃんと作動しましたが。そのぬくもりさえも、なんだか懐かしいかんじでしたね。

ひとケタ

 今日は久しぶりに北見へ行きました。

 途中、上士幌町で見えた、山の残雪がきれいでしたね。

 畑にも少し雪が残っていますが、春らしさを感じます。
 とは言うものの、今日は実際の気温は始終マイナスから0℃前後で、ちょっとだけ、冬が戻った感じでしょうか。

 途中休憩に立ち寄った陸別町。

 今年の寒波来週の際は、この温度計が全国的に有名になりました。(笑
 もちろん、今日はもう、ひとケタ気温になっていましたが。

 北見はまだ、畑が真っ白でした。そうですよね、まだ3月ですから。

れんこんチップス

 取引先で、こんなお菓子をいただきました。

 見るからに高級そうなパッケージで、「尾張」とあることから、名古屋のお菓子屋さんのようです。

 ちいさな食べきりサイズのお煎餅セットなのですが、いちばん上に載っているのが、珍しいれんこんのチップス。

 野菜のチップスはいろいろあると思いますが、。れんこんのそれは、結構珍しいのではないかと思います。
 右の細長いのは、たぶんゴボウだと思いますが、いずれも上品で、さらりとしていながら素材の味わいがしっかりしていたのが印象的でした。

 なかなかいただきものでないと、自分では買わない類いのお菓子だったので、楽しませていただきました。

フレーム交換

 先日壊れたメガネですが、無事修理完了しました。

 もちろん、瞬間接着剤はまったく役に立たずで。(笑

 当然のことながら、メガネ屋さんに駆け込んだわけですが、このメガネ、実のところ格安チェーンのメガネ屋さんで作ったものでした。
 これの前にかけていたものは、別の店で勧められるままに、様々オプションを入れ込んだら、とんでもない価格になってしまった反動で、逆に格安のにしてみたのです。

 そんなわけで、安いだけに買い換えを勧められるだろうという予想を裏切り、メガネ屋さんは「メーカーに在庫があれば、(レンズを留めている)フロントフレームだけの交換もできますよ。」とのこと。さらに、もし在庫がなければ、専門の修理業者に出して、フレームのろう付けをするとか。さらにそれもダメならば、チェーン店舗で在庫を探し、あればそこから部品取りをするとまで提案してくれ、結局ひと言も買い換えを勧めてきません。

 正直、この対応には驚きでした。こちらとしては、レンズはとりあえず合っているので、フレームだけ修理してもらえれば、もちろん万々歳です。
 で、一も二もなく、メガネを預けて来ましたが。一週間ほどかかる、という予定より少し早く、メガネの修理が完了しました。

 メーカーに無事在庫があり、いちばん安く済む、フロントフレームの交換で済んだそうです。

 弦とレンズはこれまでのものを使用しますが、フレームと、鼻押さえが新品になったので、ずいぶんときれいです。調整もしっかりしてもらったので、使い慣れたメガネはやはり見やすく、実に快適になりました。

 それにしても、格安チェーン店と言えどもあなどれません。単に買い換えを勧めるのではなく、ユーザーの立場に立った対応は、本当にありがたいものでした。

春近し

 今日から3月となりました。
 長期の天気予報では、3月も温暖な日が続き、降雪もごく少ないとか。

 これを信じると、この先はどんどん春に向かって行くことになります。
 その方が確実にありがたいのですが、疑り深いせいか、どうも今ひとつ不安が残ります。

 なにしろ、去年の今日は記録的な大雪でしたから。
 しかもこの後、一転大雨になって、洪水の危険があったのも記憶に新しいです。

 それからすると、今年は本当に信じられないような、平和な暖かさです。

 今日は新得町へ行きましたが、東に面した畑は、もうだいぶ雪融けが進んでいます。

 しかし、道路を挟んだ反対の西側の畑は、まだこんなに雪が残っています。

 同じような陽当たりで、この差が出るのが不思議でした。

 おそらくですが、風の通り方で、西側の方は吹き溜まりやすくなっていたのでは、と推測しています。

 ところが芽室町に帰ってくると、畑の雪はなく、さらに土起こしまでされていたのには驚きました。

 これを見ると、春近しだなあ、と実感しますね。