冬の森

 アカゲラでしょうか、ドラミングの音が、驚くほど近くの木から、聞こえてきます。

 同時に時折、パキ、パキ、という、小枝がはぜる音も。

 雪原には、どこから来たのか、そしてどこへ向かうのか、おそらくはエゾリスの足跡。

 生き物たちの息づかいが聴こえる、冬の森っていいなあ、と、思うひとときです。

ロール

 昨日の朝まではマイナス20℃の冷え込みで、それが昨日の日中から、急激に気温が上がりました。

 今日も日中はプラス気温にまでなる乱高下で、もう異常気象すぎて、なにがなんだか。
 気温が上がると、雪も降りやすくなるので、十勝の冬はやはり十勝晴れでいてくれた方がいいです。たとえ寒くても。

 そんな春のような気候で、ちょっとした雪崩を見かけました。

 ごくごく小規模なもので、もちろん災害になるようなものではありません。
 南向きの斜面で、木が少ないので崩れたらしく、見ている間にも、音を立てて雪塊が落ちてきました。

 落ちてきた塊は、ちょうどロールして、懐かしおやつのカールのよう。
 いや十勝なら、バウムクーヘンの三方六と言うべきか。
 それとも牧草ロール?

正月飾り

 大して信仰心なぞないのですが、正月飾りは付けるようにしています。

 ことに車のそれは、昨今付ける人が減ってしまいましたが、付けるのが習慣になっており、外に付けると汚れてすぐぼろぼろになってしまうので、この20年ほどは、ちいさなものを車内に飾っています。

 そんなわけで、どんど焼きの本日、御焚き上げに行ってきました。

 仕事で出かけていましたので、芽室神社へは行けず、合間に帯廣神社近くを通ったので、実に久しぶりに、帯廣神社へ参拝しました。

 夕方だったので、既にどんど焼きの火は消えていましたが、御飾りは預かってもらえ、後日焚き上げてくださるそうです。

 そういえば、初詣もまだでしたので、帰りに芽室神社にも寄りました。

 芽室神社ももちろん今日がどんど焼きでしたが、午後3時で終了とのこと。
 こちらも御飾りを預ける箱が、ちゃんと用意されていたので、最初から芽室神社に行っても良かったですね。

 芽室神社の神様には、浮気したと思われてしまったかもしれません。

海鳥乱舞

 帰省からの帰りに乗ったフェリーは、秋田から苫小牧東までの航路でした。

 日本海側を出港するため、津軽海峡を横断するのですが、天気が良かったために、恵山をくっきりと見ることができました。

 この航路自体は、もう何度も乗っているのですが、冬の時期が多いこともあって、いつも天候が悪く霞んでいて、こんなに沿岸近くを航海していたことが驚きでした。

 せっかくなので、上着を着込んで甲板で恵山を眺めていると、海面には海鳥の群れが。

 それも数万羽はいるのではなかろうか、という、凄まじい、と形容できる数でした。

 船の進行方向に群れがいるらしく、進むにつれて、海鳥たちが一斉に船を避けて羽ばたきます。
 
 よほど豊かな漁場なのか、たまたま渡りの途中で休んでいたのかはわかりませんが。

 ゆったりした船旅って好きですね。

冬の海

 本日は、広尾の現場へ出張したのですが。

 朝、芽室を出る時には快晴だったのに、大樹町あたりから空が曇りだして、到着した時には、なんと雪が降り始めていました。
 同じ十勝なのに。

 車を停めた、海岸沿いの広場から海を眺めると、先日の帰省時に船上から見た海原以上に、冬の海らしい雰囲気がしていました。

 こうやってみると、なんとなく流氷っぽくも見えるような気もしませんか。
 気のせいですか、そうですね。

 まあ、本物の流氷なら、水平線が見えることはあまりなく、接岸したら「ただの雪原」になってしまうものですし。

 それ以前に、広尾に流氷なぞ来ようものなら、大騒ぎになりますね。

離さない

 昨日は日中から異様な暖気で、プラス気温が夜まで続きました。
 明けての今朝。

 今日の仕事は合同作業でしたので、一緒に現場へ行く会社へ出向き、そちらの車に同乗することになりました。
 で、「そこのライトバン出してもらえますか?」と言われ、はいよ、と、エンジンをかけてシフトレバーをDに入れ、アクセルを吹かすと。

 車が動きません。もちろんサイドブレーキも解除済み。ちなみにこのバンはパートタイムの4輪駆動ですが、これももちろん4駆に入れています。
 バックギアに入れたりしましたが、動く気配がありません。

 はて、輪留めでもかけているのだろうかと、車を降りてみますと。
 車の下は一面のスケートリンク。輪留めなどありません。

 昨日の暖気で融けた雪が、今朝の冷え込みで凍ったようです。

 アクセルを吹かして、車体を揺すったら、やっと動きましたが、ライトバンを固定させるほどの凍結は初めてです。

 車を移動させたら、タイヤの跡がくっきり凹みになっていました。

 そう言えば、昔、農機のゴムキャタピラが凍り付いてしまい、無理に動かそうとしたらミッションが壊れた、という話を聞いたことを思い出しました。

 良かった、車壊さなくて。

お土産

 先日のブログに書いたように、帰省時には少し寄り道をして、友人達に会ってきたのですが。
 ありがたいことに、いろいろとお土産をいただいてしまいました。

 真ん中の「納豆チップス」は、茨城の友人からのものですが、なぜか仙台で高知のいもけんぴや茨城のほしいもをいただくという謎。

 とどめには、帰りのフェリーにて、船内のビンゴ大会に参加したら、クッキーのお土産までいただいてしまいました。

 
 年末年始でただでさえ太ったというのに、こんどはこれらお土産の誘惑と戦わなくてはなりません。
 …精神力を試される、2018年のようです。

 と、言いながら、栃木の友人にいただいたどら焼きを、撮影前に食べてしまったのは秘密です。

あらためまして

 あけましておめでとうございます。
 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 というわけで、年末年始は、郷里の盛岡へ帰省しておりました。
 せっかくの機会なので、年末には友人に会いに、仙台へ赴きましたところ、食事に出かけたお店が、かの有名な「Sedai光のページェント」が行われている、定禅寺通に面していたので、食事を終えて店を出るときらびやかな光に包まれておりました。

 図らずもイルミネーションも堪能することができて、僥倖でした。

 明けての正月は、盛岡市内に古くからある神社へ初詣です。

 本殿の脇には、お稲荷様の祠があり、左手は実は馬のご神体をお祀りしています。
 かつて馬産地であり、古くから人の生活と馬が密接していたことを今に示すものとなっており、現代の鉄馬乗りの端くれとしては、お参りせずにはいられません。

 お稲荷様には、こんな心遣いが。
 地域に愛され、親しまれていることがうかがえますね。

 さて、こんなかんじで2018年もスタートです。
 あいかわらずの、しょーもないこと書くブログですが、どうぞお付き合いいただけると幸いです。

 今年もみなさまにとって、良い1年になりますことを。